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パチパチと拍手の音が聞こえる。恐る恐る振り返るとそこには…
大型のバイクに乗っていたのか黒ヘルメットとライダースーツを着ているカッコいい女の人がそこには居た。
私以外には見えない筈の生き物を倒したところを見ていたのか、警戒しながらも逃走の心構えもありながら、女の人が真っ先に聞いてきたのは──
「──どんな女がタイプかい?」
『最初の質問がそれかよ』
私の女性のタイプだった。もう一度言おう、私は女だ。そして、まだ3歳だ。
★★★
九十九由基。それがこの人の名前だそうだ。ちなみに、私の性別もちゃんと教えた。
九十九さんは呪霊を無くす為の研究をしている人らしく、その人から呪術師や呪霊について少し話を聞かせてもらった。
あ、ジュース買ってもらった。コーラんまい。
え?知らない人に貰ったものを飲むな?
名前を教えてもらったから知らない人じゃないんだよ。
話を聞き終えると気が付いた。今まで見てきた呪霊はヤバいってことに……
「少ね……少女よ、君は一体何者かな?内に秘める莫大な呪力に身のこなし。まだ呪霊だって言った方が信じられるね」
「今、少年て言おうとしましたよね?」
「ジュースを買ってやったんだ。質問には答えてほしいな?」
「ちゃんと人間ですよ?それに……何者かって言われたところで、普通の家に生まれたけど変な生き物が見える女の子としか言いようがないです」
「あの呪霊を祓った力は?」
「自分でも、よく分かんない」
九十九は苦笑する。
少女から感じられる莫大な呪力だが、これだけの呪力を持っていながら、なぜ誰も気づかなかったのか。
世界に大きな影響を与えていてもおかしくない……それなのに──
──誰一人、この
制御している、その莫大な呪力を。おそらく術式を使っているのだろう、しかし九十九の目の前にいる少女は術式を使って
(…いや、そう
そして目線を上げ、先程少女が呪霊を祓った場所へと視線を向ける。彼女は確かに
本来なら術式を行使すると、必ずその呪術師の呪力が、足跡のように痕跡としてその場に残る。しかし
「(やっぱり、残って無い。それどころか、長いこと公園にいたであろう呪霊の残穢すら消えいる…とんだ化け物だな)」
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霊時(プロフ) - 日記としてお話を進めるの天才すぎる…。キャラ設定や言い回しとかも最高すぎて好きすぎる (3月14日 11時) (レス) @page49 id: 7090f854a8 (このIDを非表示/違反報告)
望美(プロフ) - 今更だけどもし夢主が夏油の所に行ったらミミナナの反応がめっちゃ気になる (2023年1月5日 20時) (レス) id: 7fdd85aa62 (このIDを非表示/違反報告)
ねこです。(プロフ) - すんごい文才に溢れてて好きすぎる!!!夏油離反だし灰原サヨナラだし原作のダークな感じちゃんとこしてるのほんとすき!!!!!!!! (2022年8月13日 3時) (レス) @page45 id: 91ff11760e (このIDを非表示/違反報告)
あめだま。(プロフ) - 暗黒の帝王!さん» なるほど!私は逆に同じ誕生日だからドナルドダックが好きです!笑 (2022年8月12日 19時) (レス) id: bc4fcfd166 (このIDを非表示/違反報告)
暗黒の帝王! - あめだま。さん» 関係ないんですけど、作者はドナルドダックが好きで…。なんとなくドナルドの誕生日にしました! (2022年8月12日 16時) (レス) id: ceb2fd02d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暗黒の帝王!!!!!!!! | 作者ホームページ:___________
作成日時:2022年7月23日 23時