【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ２【愛され】

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みっともなくボロボロ泣いていると、コンコンッ…とノックが鳴る。

Aのマネージャーだ。

泣いていることを気にとめないマネージャーは、｢ほらAさん、病院行きますよ。｣と言う。

Aに肩を貸して、さっさか部屋から出て行ってしまった。


鈴木が椅子にどかっ…と座って、｢っはぁあ…｣と大きなため息をつく。



鈴｢……嫌われたかな。｣

斉｢まぁまぁ、達央さんが言ってることも間違ってないですし。｣

神｢たまに怒んないとダメでしょ。Aちゃんが成長しない。｣

岡｢それも心配ですけど、Aちゃんの足も心配ですね。｣

梶｢バリバリ跳ねたり踊ったりしてたけど、絶対痛かったよね。｣

江｢すぐ無理するからなーA。｣



｢はぁ…｣とみんなが自分を反省する。

あの時強く言いすぎたかな…とか、もうちょっと言い方があったかな、とか。

まだ若くて初々しい新人だからという所や、
もれなく自分の恋愛感情も邪魔したりする所。

自分が気に入ってるからこそ、小さいことにでもついつい口を出してしまう。

これが大して気にしてない後輩であれば、こんなにも口出しなんてしない。


悩める先輩共。

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その頃、Aは病院で検査を受けていた。

お医者さんからは、｢…なんで悪化したの…？｣と真顔で聞かれて｢…ちょっと、色々。｣と目を逸らすしかない。

結局、全治プラス二週間という診断を下された。

悪化したと言っても、くっつきそうだった骨が少し離れた程度らしい。
一週間後には 松葉杖も取れる。


そんなことよりも、Aは先輩達が気になっていた。

あんなに泣いて怒られて、何も言えずに気まづいまま出てきてしまったのだ。
次あったらどんな顔をすればいいのだろう。









｢…あ、明日の仕事、小野さんと一緒だ。｣






ふと検索する｢ごめんなさい｣の言い方。


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