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その場にいる全員が、心臓の鼓動を早くする。
慌てて駆けつけようとするが、壊れた機材が散らばっていて、「待ってください!スタッフが先に見ます!!」と止められた。
「っ…」と焦れったい気持ち。
今すぐにでも彼女の無事を見たい。
どんどん早くなる心拍は、自分で自分の焦りを増加させていく。
すると、「あー…青空 無事です。強いて言うなら足が痛い。」とAの声が聞こえた。
その声は鮮明に耳に響き、「良かった…。」と安心させる。
機材で 倒れているAの姿は見えないが、割と声は本調子だ。
「Aー!生きてるー?!」と梶が叫ぶと、「生きてます!」とAの声が返ってくる。
小「Aちゃん足は?」
「大丈夫ですー。ちょっと挟まれた程度なんで…スタッフさんも無事です。」
斉「焦ったー…」
江「ここ数年で一番焦ったわ…」
「足抜けた。…はい、怪我ありませんか?私は大丈夫ですから…。あっ、ちょっと私行ってきます。」
岡「えっ…?!」
梶「ちょっ…Aちゃん?!」
「大丈夫ですって。犯人捕まえてきますから。」
小「犯人?え、事故じゃないの?」
「いってきまーす。」
そこからぷつんっ…とAの声が聞こえなくなる。
どうやら本当に犯人を捕まえに行ったらしい。
思わず「アイツ馬鹿なの?」と鈴木がツっこむ。
いやそんなことはどうでもいい。
Aの馬鹿は、今に始まったことじゃない。
「あの馬鹿を誰か止めなきゃっ…!!」
「スタッフさーん!A止めてくださーい!」
若い子の行動力は、正直底知れない。
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romishinlike(プロフ) - み ゅ ー ぽ む 。さん» レスありがとうございます。楽しみに待っています (2019年11月22日 16時) (レス) id: a4ecf0990e (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - romishinlikeさん» はじめまして!前野さんとドライブですね!承りました〜!!書き次第、upするので良ければ続編も読んでやってください! (2019年11月22日 16時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
romishinlike(プロフ) - 初めまして。楽しく小説を読ませて頂いてます。リクエストがあるんですが、前野さんとドライブデートっていうお題で書いて欲しいです。よろしくお願いします (2019年11月21日 14時) (レス) id: a4ecf0990e (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 月闇甘音さん» なんとっ!直して参りますね〜!ご指摘ありがとうございます! (2019年1月17日 18時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 空さん» ありがとうございます!私も、骨折事態経験はないものの、ヒビが入った経験がありまして…。あの時は凄く痛かったです笑 これからもご愛読よろしくお願いします。 (2019年1月17日 18時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
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