【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ２【愛され】

▽居酒屋の話。 ページ3

3人で何を食べようか話していると、いつの間にか居酒屋へ着いていた。

外装は普通の居酒屋だ。

からんからん…とベルがついたドアを開けると、｢らっしゃーせー何名様ですかー｣と店員に聞かれる。

木村が｢三人です。｣と答えて、席に案内された。

・

席について、早速メニューを見る。
焼き鳥は勿論、マイナーなものやお刺身なんかも置いてある。

｢刺身食べようかな…。｣｢じゃ俺焼き鳥ー。｣なんて話し合いながら、頼む料理を決める。

取り敢えず、生3つとお刺身、時間がかかりそうな焼き鳥なんかを頼むことにした。

｢すみませーん。｣と店員を呼ぶ木村。
相変わらずと言うべきか流石と言うべきか、幹事のようにぱっぱと頼んでくれる。

店員が来て、｢えぇっと…取り敢えず 生3つとー…｣と言う。

頼んでいる間、岡本と手遊びをする。


あははと笑っていると、突然店員が｢…A…？｣とAの名前を呼んだ。

三人とも、びくっと体を揺らす。


声優だということがバレたのか。

Aは、苗字こそ本名じゃないものの名前は本名と一緒。
名前を呼ばれた以上、実の知り合いかファンか。

少し顔を伏せ気味に、ゆっくりと顔を上げる。



｢………あれ、日向…？｣

日｢うわやっぱり！久しぶりだなA！｣

｢日向もじゃん。でっかくなった 。｣

岡｢えぇっと、知り合い…？｣

｢はい。ビックリしたー…私これでもメディア系の仕事なんだから勘弁してよ。｣

日｢悪かったって。だって7年も経ったんだよ？間違ってたら嫌じゃん笑｣

岡｢えぇっと…｣

｢高校ん時の同級生。｣

日｢違うよ、高校ん時の彼氏。元カレだろ。｣

｢｢えっ…？！｣｣








思わず目をそらし。

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