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19。 ページ19
ア『悪魔らしくないですね(笑)』
ふぅと息を付いて俺の目の前に座り込む
ア『ショウ……いや、悪魔125号は手紙通り越させないようにしたんだよ。
上司の僕が君のことを確かめにね』
「な、何を確かめるんですか？」
ア『まぁ、命を扱う仕事だからね〜手続きとか全っっ部僕がやってるの。亡くなる本人にばれないようにね？もう今日は疲れたんですわ』
胸のポケットからおもむろに出したのは一枚の写真
差し出されて見ると、そこには幼稚園児に囲まれた笑顔の彼
ア『元々悪魔は人間だったってのは話聞いてるよね？
僕は人間の頃、保育士だったんだ。子供が大好きでね？
けど………僕は死んだ。彼女を残して。』
唇が微かに歪んだ
ア『あいつだけが心残りで……ついには悪魔になっちゃったってわけ
その“心の引っかかり”が亡くなったら悪魔なんて残酷な生き方、しなくていいんだよ…
って、話。ね、分かる？』
時折表情を変える彼はそっと写真をしまった
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