肺炎(潤) 4 ページ25
雅紀サイド
昼寝から起きた潤はびっくりするほどの高熱。
急いでLINEで翔にぃに連絡したら、すぐに『アンヒバ100mg入れて様子みて』って返事がきた。
俺はあんまり座薬を入れるのとか得意じゃないんだけど、やるしかないから頑張った。
おむつを外して右手だけにグローブを嵌める。
潤の両足首を左手で一纏めにして握り、膝を胸に付く位まで深く曲げて…
後は薬を入れるだけってところで、嫌なことをされると察知した潤が泣き出してしまい、曲げられた足で俺の手を蹴り返してくる。
薬を入れ終わる頃には2人ともヘトヘトだった。
泣きすぎて、汗だくになった潤をホットタオルで拭いて、着替えさせる。
汗で張り付いた前髪を指で払いのけ、新しい冷えピタを貼る。
もう泣く元気もないのか、抱き上げるとクタッと俺に体を預けてくる。
「じゅーん、しんどいなぁ。可哀想に…」
俺に出来ることは脱水にならないように水分を摂らせて、抱っこしててやること位。
それから、ずーっと抱っこ。下ろすと泣いちゃうから。
「潤、もうすぐパパたち帰って来るからな？」
部屋の中をウロウロしてたんだけど、
「今のうちにチー替えておこうか？」
布団の上にコロンとさせ、おむつを開けたんだけど、
「潤、チーは？出ないの？」
おむつが濡れてない。
いつ替えたっけ？
よくよく考えてみると、朝から１回しか出てない。
気を付けて水分を摂らせていたつもりだったけど、足りてないみたいだから、慌ててお茶を飲ませる。
潤を片腕に抱いたまま、マグカップにお茶を入れる。
「にぃたち、遅いね。潤、もう少し我慢してね？」
ゆかに頭を撫でられても大した反応をすることもなく俺に凭れ掛ったまま。
和室に戻り、
「はい、お茶どうぞ。たくさん飲んで？」
そう言ってマグカップを渡すと、喉が渇いていたのか勢い良く飲み始めた。
「ゲホッ、ゲホッッ」
「ちょ、あ〜もう少しゆっくり飲んでよ」
慌てて止めたんだけど…
「ゲホッゲホッ、ウェ〜、オェ〜」
「大丈夫か潤？良いよ、全部だしちゃえ」
結局、飲んだ量より多く吐いてしまった。
「ふわ〜ん、あ〜ん…」
力なく泣いている潤が、可哀想になってくる。
「もう出ないみたいだね。汚れちゃったからお着替えしよう」
「まーにぃ、大丈夫？手伝うよ？」
愚図る潤を宥めながら、ゆかと２人で服を着替えさせていると、玄関から翔にぃの声が聞こえてきた。
はあ、帰ってきた〜、良かった…
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虹(プロフ) - 智宮SKさん» 智宮SKさん、返信ありがとうございます！良かったー(*^O^*)気に入って頂けて。また機会がありましたらリクエストお願いします！これからもどうぞよろしくお願いします(^o^ゞ (2018年12月8日 23時) (
レス) id: d02e7023d3 (このIDを非表示/違反報告)
智宮SK(プロフ) - ありがとうございます！先程読ませていただきました。こんなに早く作っていただけるとは思っていなかったので驚きです！家族の優しさと暖かさに溢れているとっても可愛い作品で、心が暖かくなりました。これからも応援しています！ぜひまたリクエストさせてください！ (2018年12月8日 22時) (レス) id: 386f8f3e08 (このIDを非表示/違反報告)
虹(プロフ) - 智宮SKさん» 智宮SKさん、リクエスト終了しました。part7で公開しています。ぜひご覧下さい。ご希望に添えてると良いのですが…(*^O^*) (2018年12月8日 22時) (レス) id: d02e7023d3 (このIDを非表示/違反報告)
虹(プロフ) - 桜＊潤さん» 桜＊潤さん、コメントありがとうございます！可愛い診察、伝わって嬉しいです♪話を無理やり繋げてしまいましたけど、こちらも伝わって良かったです。これからもよろしくお願いします(^O^) (2018年12月7日 14時) (レス) id: d02e7023d3 (このIDを非表示/違反報告)
桜＊潤(プロフ) - 翔パパが体調崩すのは珍しいけど色々あったからだろうけどね。でも可愛い診察されたら回復も早いよね。 (2018年12月6日 19時) (レス) id: ed324fff49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹
| 作成日時：2018年12月5日 16時
