独歩の妹が可愛すぎてつらいんですが。【ヒプマイ】

#44 ページ45

寂雷side




彼女は目の焦点があってない。


彼女は私達ではなく、何を見てる？




『…ゔぁぁぁあー)ーー)ーー。 』



両手で頭を抑えながら空に向かい叫ぶ



そして私たちと同じマイクを持っていた。






ーーーーーーーーーーーー






『




私の心なんて、、、とうの昔に死んだよ。








固い結束 金に暴力 甘い誘惑

善と悪 全部把握 承知の上での生活



テンポ速くサンプラーよりも叩くSNS




味方よりも敵が多いリアルなWorld

社会誰もが低燃費 mode

こんな世界は私がノックアウト。




てめえの墓を掘れよ 今のうちに

私が世界をぶっ壊す その前に 』


Aのリリックが、私たちの中に響き、みな膝をつく。



痛みに耐え

目の前の彼女をもう1度見ると、

その瞳から涙が流れていた。





『


　わたしはなぜ生まれてきたの


　
　みんなと 笑い合いたい、一緒にいたい。
　


ただそれだけなのに‼



神様はどうして許してくれないの？




　こんなにみんなを苦しめてしまうなら




　わたしがこの世界から…





消えてしまいたい


』


そう言って彼女は後ろに倒れ、


それを独歩くんと一二三くんが抱きとめた。




独｢…ゔ、ごめんね。A。｣

#45→←#43

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す