#30 ページ30
「具合はどうだい??Aちゃん」
『はい。もう大丈夫です。ご迷惑おかけしました 』
今いるのは先生の診察室。
「それは、良かった。
で、今日はどうしたのかな?
兄弟揃って病院は病気を治す時に来るものだよ。」
溜息をつきながらも
話を聞いてくれようとする先生。
そして私は先生に質問をする。
『先生。キスって欧米のように
日本でも挨拶として
浸透してきたのでしょうか???』
真面目に質問したら、お茶を吹き出す先生。
「...Aちゃん。
まだ日本はそこまで浸透していないと思うよ。
でもそう思ったということは、
それを思う節があったのだろう。
何があったのか教えて貰えないかな。」
そう言われ、私も重たい口を開く。
『最近...よく...されるんです、、、だから、、、
それに、ハグとかのスキンシップも
多いから、日本もそうなったかなぁと... 』
今度はズコット椅子から滑り落ちそうになる。
「いや、それ普通じゃないからね。」
それを聞いた先生は、はぁとため息をつく。
「Aちゃん。君は女の子なんだし、
なりふり構わず、
キスとかハグには答えてはいけないよ。
いいかい。次されそうになったら全力で逃げ
るんだよ分かったかい?? 」
約束だからね。とそう言われて
次の患者さんがいるからと、
診察室をだされてしまった。
シンジュクの街並みを歩きながら考える。
そうは言っても、いつもいきなりだし、
そんな逃げろと言われてもなぁ。
「Aちゃん、みーっけ! 」
言われたそばから後ろから抱きつかれる。
『ひふみーーー。今ちょうど寂雷先生に言われたばっかりなのにーーーーー 』
「キャハッ ...よくわかんないけどごめんて!
あんまりにもAちゃんが可愛くてさ 」
そう言ってウインクするこのホスト。
あー。なんで私には女性恐怖症発症しないのかな。
はぁ。ごめんなさい先生。
気おつけてと言われた3分後にはもう起こりました。
そう1人でもんもんと考えていると
右肩をトントンとたたかれたので振りむいたら
「...っちゅ...ふふ。引っかかった〜!
驚くAも可愛い!!」
私の頬にキスをした一二三。
キラキラ笑顔をみるとなんだか、怒れない。
はぁ。とまたため息をつく。
ごめんなさい。
寂雷先生。
先生との約束は私にとって難易度が高いみたいです。
2047人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pon(プロフ) - 最初の方の#2ページの気をつけますのとこが気おつけますになってるのがちょっと気になります… (2023年1月31日 18時) (レス) @page2 id: 62692fc6b2 (このIDを非表示/違反報告)
観原G佳(プロフ) - とても面白かったです!続きがどうなるのか見てみたいので、続編書いて欲しいです!m(_ _)m これからも頑張ってください! (2019年10月18日 19時) (レス) id: 9e096c4fd1 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる。(プロフ) - いまづきさん» コメントありがとうございます(><)私もどうなるかドキドキしながら書いてます!!これからもよんでいただいたらうれしいです!!よろしくお願いします(*´ч ` *) (2018年12月8日 0時) (レス) id: 27f33b0843 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる。(プロフ) - 聖亜@麻天狼 division 推さん» 大変お待たせしてしまい申し訳ございません(;_;)これからはこまめに頑張りますね!!これからも応援の程よろしくお願いします! (2018年12月8日 0時) (レス) id: 27f33b0843 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる。(プロフ) - 朧流水斬さん» コメントありがとうございます!!これからもゆっくりになってしまうと思いますがたのしくかいていきたいとおもいます(><) (2018年12月8日 0時) (レス) id: 27f33b0843 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はるはる。 | 作成日時:2018年6月21日 0時