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病院から退院して自宅療養も終わり、
初めての学校。
特に何も変わりなく私はいつも通り、
遅い登校をする。
学校につくともう2時間目が終わり昼休みの時間になっていた。
学校の広場のベンチに座ってぼっとしていると、
「A!お前もう学校来て大丈夫なんか?」
このクラスで唯一話しかけてくるのは、
彼しかいない。
『大丈夫だよ。二郎。助けてくれた、
一郎さんにお礼を言いに行かなきゃね。』
「マジ、兄ちゃんが帰って来て話を聞いた時、心配したんだかんな。」
そう言って私の頭を撫でる。
「無事でよかった。」
優しく微笑む二郎に胸が暖かくなる。
自然に笑顔が出た気がする。
すると目の前の二郎は急に真っ赤になってあたふたしはじめた。
あれそうだ、女性経験ないんだった。
「お前そうゆう顔ひょひょいと、男に振りまくんじゃねぇよ。」
二郎は私の頬をつまんで伸ばす
『...いいたひ...わかあたかあ...はなひて...』
ったく。と言って私の隣に座る。
「ちっとは、俺のこと頼れよ。自分でなんでも解決しようとすんな。俺は、他の奴らと違って、お前の味方だかんな。」
照れてるのか、私の顔を見ずに
あさっての方向を向いて話してる。
『ふふふ、ありがとう。二郎。』
私は空を見上げる。
今日もあの日のように、雲ひとつない空だけど、
今日はなんだかとてもいい日になった気がする。
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pon(プロフ) - 最初の方の#2ページの気をつけますのとこが気おつけますになってるのがちょっと気になります… (2023年1月31日 18時) (レス) @page2 id: 62692fc6b2 (このIDを非表示/違反報告)
観原G佳(プロフ) - とても面白かったです!続きがどうなるのか見てみたいので、続編書いて欲しいです!m(_ _)m これからも頑張ってください! (2019年10月18日 19時) (レス) id: 9e096c4fd1 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる。(プロフ) - いまづきさん» コメントありがとうございます(><)私もどうなるかドキドキしながら書いてます!!これからもよんでいただいたらうれしいです!!よろしくお願いします(*´ч ` *) (2018年12月8日 0時) (レス) id: 27f33b0843 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる。(プロフ) - 聖亜@麻天狼 division 推さん» 大変お待たせしてしまい申し訳ございません(;_;)これからはこまめに頑張りますね!!これからも応援の程よろしくお願いします! (2018年12月8日 0時) (レス) id: 27f33b0843 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる。(プロフ) - 朧流水斬さん» コメントありがとうございます!!これからもゆっくりになってしまうと思いますがたのしくかいていきたいとおもいます(><) (2018年12月8日 0時) (レス) id: 27f33b0843 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はるはる。 | 作成日時:2018年6月21日 0時