悲しい顔 ページ31
( 慎 side )
北人「 そういえば、Aたち遅いねぇ。 」
慎「 そうだな。 」
飲み物を買いに行くと言ってから二十分経った。
近くに自販機あったんだけど、気づかなかったのかな…
スマホは持って行ってるけど、心配だな。
俺は心配になり、北人と手分けして探すことにした。
とりあえず、そろそろ始まっちゃうし
見つけてからここ戻ってきても、多分もう花火は終わっているだろう。
そう思い、荷物を持ち走り出す。
慎「 ちっ、電話も繋がんねぇし…。どこいんだよ。 」
もう何分間走り続けただろうか。
額から流れ落ちる汗を手の甲で拭い、当たりをもう一度みまわす。
すると、ちょこちょこと走る女が見えた。
浴衣と髪型がはーちゃんと同じと認識するまでは、さほど時間がかからなかった。
急いで名前を呼び、傍によると
はーちゃんは目から涙を零して俺の名前を呼んだ。
なに、やってんだよ樹は…！
昔から思っていることを伝えるのが苦手な樹は知っているが
それとこれとは訳が違う。
とりあえずはーちゃんを家まで送ることにした。
歩いているうちに涙は止まっていて、下を向きながらぽつりと話し始めてくれた。
A「 リサ、姉ちゃん…って言ってたの…。それが誰だかわからない、けど…なんかこう、きゅうって胸が痛くなって… 」
慎「 リサさん、帰ってきてたんだ。 」
A「 私、浮かれすぎてたんだよ。藤原くんに優しくしてもらって…勘違いしちゃった。笑 ほんと、…恥ずかしいなぁ… 」
はーちゃんは、苦しそうに無理して笑った。
そんな笑顔、見たくねぇよ…
俺は、はーちゃんの腕を引っ張り
自分の腕の中に閉じ込めた。
はーちゃんは、「 はっ、せがわくん？！ 」と顔を真っ赤にさせながら慌てる。
慎「 そんな、顔するなら俺にしろよ。 」
A「 いや、…えっと、 」
慎「 俺なら、泣かせねぇよ。 」
俺も樹と同じ気持ちだったんだ。
いつからか知らないが、はーちゃんに恋心を抱いていたんだ。
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杜若(プロフ) - れもんさんのアソビゴコロという作品に似てますがこの作品はこの作品で楽しませていただいてます！ (2019年9月17日 6時) (
レス) id: 2722c7dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ほんとにありがとうございます！！来夢さんのペースで待ってます！！ほんとにありがとうございます！！ (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» 了解しました！ぼちぼち落ち着いたら書かせてもらいますね(><) (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - コメントレスありがとうございます！！わー！考えて貰えて嬉しいです！私Twitterやってないのでこっちで書いて貰えると嬉しいです！ほんとわがままですみませんっ！次もほんとに楽しみにしてます！！ (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(><)わわわ、ぜひ書かせてくださいッ！Twitterにでもひっそり書きたいと思いますね！次回作でもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸 | 作成日時：2019年4月27日 18時
