浴衣 ページ23
( 樹 side )
慎「 あぢ〜…溶ける… 」
北人「 これこそ夏じゃん! 」
慎「 ほんっとお前のテンション謎。 」
夏休みに入るも、結局メンツは変わらずに
相変わらずコイツらと俺の家でダラダラする。
今日は北人の提案で外に出てるものの
案の定、10分で慎は駄々をこね始める。
北人「 あ、着いた! 」
そんな中、北人の指さすほうを見てみると
そこは浴衣屋さんだった。
北人は目をキラキラ輝かせて、「 ほら、行くぞ!イケメン達! 」と声を上げる。
いや、お前もな。とか心で呟きながら
隣で文句を言っている慎と一緒に北人の後を追い、店の中に入る。
店員「 いらっしゃいませ〜…って北人くんじゃないの!久しぶり〜! 」
北人「 おばさん、久しぶり。相変わらず元気だね。笑 」
店員「 北人くんも相変わらずイケメンねぇ。笑 あ、こんにちわ。 」
北人は店の店員さんと仲良さげに話す。
あ、思い出した。
ここは北人の会社がプロデュースしている、呉服屋さんだった。
店員「 で、今日は浴衣かしら? 」
北人「 うん、三人分ね。 」
慎「 …明後日の夏祭りで着るとかないよな? 」
北人「 は?着るに決まってるじゃん! 」
嫌そうな顔をする慎をおいて
北人は早速店員さんに選んでもらってるし…
浴衣なんて着たら余計目立つ…
でも、はーちゃんも浴衣で友達と一緒に行ってんだろうな…
夏休みに入っても、はーちゃんのことは忘れられずにずっとモヤモヤしている。
北人「 樹!これよくない? 」
樹「 そうだね。 」
北人「 じゃあ決まり!慎も着るからね?! 」
慎「 うぇーい。 」
楽しそうな北人を横目に、慎の顔を見てみる。
慎は目が合うと、「 ん? 」っと俺に問掛ける。
俺は、「 なんでもねぇや。 」と言うと
「 なんだよっ。笑 」と笑う。
北人「 あ、そういえばだけどはーちゃんも一緒だから。 」
樹「 は? 」
これには驚いて声が出てしまう。
はーちゃんも来るって?
急すぎる状況に、心が焦る。
浴衣、はーちゃんも着てくるのだろうか。
今の俺はそんなことしか考えられなかったんだ。
今置かれている状況にも呑気に気づかずに…
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杜若(プロフ) - れもんさんのアソビゴコロという作品に似てますがこの作品はこの作品で楽しませていただいてます! (2019年9月17日 6時) (レス) id: 2722c7dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ほんとにありがとうございます!!来夢さんのペースで待ってます!!ほんとにありがとうございます!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» 了解しました!ぼちぼち落ち着いたら書かせてもらいますね(><) (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - コメントレスありがとうございます!!わー!考えて貰えて嬉しいです!私Twitterやってないのでこっちで書いて貰えると嬉しいです!ほんとわがままですみませんっ!次もほんとに楽しみにしてます!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(><)わわわ、ぜひ書かせてくださいッ!Twitterにでもひっそり書きたいと思いますね!次回作でもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幸 | 作成日時:2019年4月27日 18時