お姉さん ページ13
( 樹 side )
?「 ほら、いっちゃん!私の方が上手! 」
樹「 そう?俺の方が上手いと思うけど? 」
?「 うっ、…もう、いいもん。 」
樹「 あ、拗ねた。笑 」
幼い頃の記憶は、ほとんど貴方でいっぱいだった。
中学一年生の頃からだろうか、俺が貴方を好きになったのは。
お母さん同士が仲が良く、初めはお隣のお姉さんという印象だった。
何をするにも、どこに行くにも、いつも俺は後を追っかけた。
中学校も、わざわざ貴方の行った所を受験した。
?「 ほんと、いっちゃんって私のこと大好きだね。笑 」
樹「 はっ、そんなわけないじゃん。 」
幼い頃の俺はこう言うしかなかった。
俺が入学して半年が経った頃、貴方に彼氏が出来た。
最初は信じなかったが、貴方に言われた瞬間全てが絶望と化した。
スマホのホームボタンを押すと、ロック画面には貴方が最高の笑顔で笑っている写真が映し出される。
家に着くと、溢れんばかりの涙が頬を伝った。
樹「 なっ、んで!俺じゃ! 」
なんで俺じゃないのだろうか、そんな簡単な問題をずっと頭の中で考えた。
貴方が笑っているところ
貴方が怒っているところ
貴方が優しくしてくれるところ
全てが愛おしかった。
なのに、一瞬で全てが崩壊した。
こんな悲しい思いをするなら、いっその事…
恋なんてしなきゃいいんだよ。
.
1474人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
杜若(プロフ) - れもんさんのアソビゴコロという作品に似てますがこの作品はこの作品で楽しませていただいてます! (2019年9月17日 6時) (レス) id: 2722c7dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ほんとにありがとうございます!!来夢さんのペースで待ってます!!ほんとにありがとうございます!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» 了解しました!ぼちぼち落ち着いたら書かせてもらいますね(><) (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - コメントレスありがとうございます!!わー!考えて貰えて嬉しいです!私Twitterやってないのでこっちで書いて貰えると嬉しいです!ほんとわがままですみませんっ!次もほんとに楽しみにしてます!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(><)わわわ、ぜひ書かせてくださいッ!Twitterにでもひっそり書きたいと思いますね!次回作でもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:幸 | 作成日時:2019年4月27日 18時