手遅れだった言葉 ページ28
突き放したい
そしたら楽になれる気がしたから
でも、口にしたい言葉は震えてうまく喋れない
そんな時だった
瑛一「A」
『っ…瑛一………』
瑛一は私の頭をそっと撫でた
瑛一「無理するな、言えないなら、俺が代わりに言ってやる」
優しく、安心させるように話す瑛一
『…駄目……これは私が片付けなきゃいけないから』
でも、それに甘えちゃ駄目だ
本当は怖いよ、凄く
信じてくれてた人がいたのに
彼らを突き放す言葉を放つのが辛い、怖い
本当に一人ぼっちになっちゃいそうだから
すると背中に違和感が
瑛二「心配しないで。何にも不安になることなんてないです
私達が貴女を1人にしませんから」
瑛二が私の背中を押したのだ
ねぇ、みんな……HE★VENSのみんな
私、信じてもいいの?
後ろを向くと、見守ってくれるHE★VENSのみんな
あいつらよりもずっとずっと温かい目
目から溢れ出てしまいそうな涙をぐっと堪えて前を向いた
そして
『……信じてくれたのは感謝するよ
私は1人じゃなかったんだって安心できた』
ト「でしたら…『でもっ!!!!』っ…」
『…そんな事言ったって、もう遅いんだよ
何もかも、もう手遅れなんだよ…っ!!
その話は…もっと前に言ってほしかった!!!
結局貴方達が傍観者だって事には変わらない…!!
つまり、貴方達だって私を裏切ったのと同じなんだよっ!!!!』
あぁ、
ついに言ってしまった
これで彼らともさよならだ
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紫炎(プロフ) - ヘブ日記→スタリ、カルナイ日記で読みましたが泣きました (2019年7月21日 14時) (レス) id: 58929fc629 (このIDを非表示/違反報告)
来美 愛(プロフ) - 豆猫さんの小説は全部コンプリートしようと思ってます( ´ ▽ ` ) 今回の話も今まで読んだことがない内容で「何?何?どーなんの?」じょうたいです。楽しみです (2017年9月7日 7時) (レス) id: a16a334e7d (このIDを非表示/違反報告)
豆猫(プロフ) - 杏さん» 続編まで…!ありがとうございます( *^ ^* ) (2017年4月3日 18時) (レス) id: 0214b8f90c (このIDを非表示/違反報告)
杏 - みざくらって読むんですね! 変じゃないですよΣd(゚∀゚d)続編見てみます! (2017年4月3日 18時) (レス) id: d4809e003c (このIDを非表示/違反報告)
豆猫(プロフ) - 杏さん» 実桜(みざくら)です、なんだか変な苗字ですみません(^^;; (2017年4月2日 23時) (レス) id: 4cd43813c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆猫 | 作成日時:2017年1月26日 22時