裏切り者の日記を拾う【うたプリ】

裏切られた作曲家 ページ23

レイジングエンターテイメント

ここが今の私の家


寮にはめんどくさいけど優しい瑛一、無口だけど頼りになる綺羅、可愛いけど小悪魔っぽいナギ、
瑛一の弟で、瑛一よりもしっかりしている瑛二、関西弁で話す、一緒にいて面白いヴァン、ポエミーで美人で甘えっ子のシオン、日向さんの弟で日向さんを倒すのが目標の大和……HE★VENSがいる

あそこと違うのは、みんな優しくて私がここに入る事を歓迎してくれた所

何があったのか話すとみんなは慰めてくれた
久しぶりに、人の優しさに触れた気がしたんだ


ここにきて良かったって凄く思ってる
とても幸せな生活が待ってる気がしたから



そういえば最近日記書いてなかったかも
そう思い私は日記を書こうとした





『……あれ』





日記が無い




もしかしてシャイニング事務所に置いてきたのかも…







でも、あそこに行ったってどうせまた黒崎あたりに追い出されるだろうし
別にいいや

新しい生活が始まるって事で、また新しい日記帳でも買おうかな





ﾋﾟﾘﾘﾘ



『っ』


携帯から電話がきた

その電話番号の上には“社長”と書かれている



出たくない



けど


『……はい、実桜です』


出ないと


《話がある、事務所に来い》


とても久しぶりに聞く声だった


『……お言葉ですが私はもう貴方の事務所の所属員ではありません
私はレイジングエンターテイメント社に所属しています
ですので話は電話で済ませてください、早乙女さん』



そう、電話の相手はシャイニング早乙女
私の旧所属事務所の社長だった


《……お前と話がしたいと言ってる奴がいるんだ》




『でしたらレイジングエンターテイメント社に来る様に言ってください
とにかく、私はもうシャイニング事務所には近寄りませんので』

それでは

そう言い電話を切った



着替えなきゃな…





帝「あれ、A出かけるの？」

部屋を出てすぐ、偶然ナギに会った

『うん待ち合わせがあるの』

帝「ふーん…誰と？」

『それが…わからないの、さっき早乙女から連絡入って…』

そう言うとナギは眉を少しピクッとさせて電話し始めた


帝「ちょっと待って
………もしもし瑛一？ナギだけど、今からみんな呼べる？……オッケー、外で待ってる」

『ナギ？何を話してたの？』

帝「僕らも一緒に行っていい？」

『いいけど…なんで？』

帝「なーんか嫌な予感がするんだよねぇ
ほら、早く行こ！みんなも待ってるから」

そう言うと私の腕を掴んで歩き出した

一度無くなった信頼→←黒幕の焦り(キャラ崩壊注意)

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