ACT162.2回戦〜白恋中〜 ページ18
葵「皆さーん、次の対戦相手が決まりましたよ。」
葵の明るい声がサッカー棟内に響き渡る。
葵「ホーリーロード全国大会2回戦で戦うのは白恋中です。」
神童「白恋中か。」
全員は白恋のデータに目を通す。
選手はもちろんのこと、監督やコーチの名前も乗っていた。
咲凛はある選手の名前を見て目を見開く、しかしその様子に気付く者はいない。
天馬「あの北海道の名門ですよね。」
信助「知ってるの？、天馬。」
天馬「オフェンスもディフェンスもすごくレベルも高いし、何よりもプレーがフェアなんだ。」
データを見て天馬は言うが狩屋が言う。
狩屋「それいつの話しだよ、どんな名門もフィフスセクターの息がかかってるっての。」
浜野「まっ、そうだろうな。」
浜野も納得するが神童が穏やかな表情を浮かべる。
神童「いや、希望はあるぞ。ここに白恋中のコーチの名前が書いてある。吹雪士郎とな。」
霧野「吹雪って。」
天馬「イナズマジャパンのあの吹雪士郎さんですか！？。」
霧野と天馬が驚く。
神童「あぁ、円堂監督や鬼道コーチ。ヒナミさんと一緒に戦った親友だ。」
三国「ってことは、フィフスセクターの仲間じゃないって可能性もあるな。」
そのことに天馬と信助は喜び飛び跳ねる、全員の表情もとても明るかった。
浜野「ねぇねぇ、寺川って吹雪さんに会ったことあんの？。」
速水「確かに、あの入学式まで北海道にいたと言ってましたから。」
後ろにいる浜野と速水が振り返りながら聞く。他のみんなも興味があった。
しかし咲凛からの返事はなくデータを持つ手が震えていた、そしてある一点を見つめたままだった。
浜野「寺川ー;;、無視すんなよー;;。」
咲凛はハッと気付きやっと顔を上げた。
咲凛「えっと・・・何か言いましたか？。」
神童「何かあったのか？。」
咲凛「それ・・・は。」
何かに怯えながら言う咲凛に剣城が優しく背中を撫でた。
剣城「言いたくないなら言わなくていい、気持ちが落ち着き次第話せばいいから・・・な？。」
咲凛「京介・・・。」
咲凛は少し間を開けながら頷いた。
剣城は少し微笑むも心配そうに暗い表情を浮かべた。
ヒナミも心配そうに見ていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
春空 - あおいさん» ありがとうございます！！。そう言っていただいて嬉しいです！！。 (2021年11月14日 13時) (
レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 最初から最新話まで読ませていただきました！とても面白くてこの先どういうお話になっていくのかとても気になります！これからも更新頑張ってください！ (2021年11月13日 22時) (レス) @page40 id: fde09eb5f8 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - すみません (2021年11月6日 8時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - アサリさん» 更新停止をするなんて一言も言ってませんが；；。 (2021年11月6日 8時) (レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - 無理はしなくていいですけど更新停止はしないでください (2021年11月5日 19時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
