第22話 ページ23
それから一月後。
今日は織田軍という、秀吉様率いる豊臣軍の宿敵のような人達と戦をするらしい。
小競り合いで終わらせる戦から、総戦力戦まで。いろいろな戦をしているらしい。
その間、私は秀吉様に付いていくかここに残るか、と言われ、残ることを選択した。
だって、戦は命の取引のようなもの。生半可な気持ちで戦えもしない私が行ったら足手まといになるだけだ。
しかし、この城に残るために、半兵衛様が私の護衛として一緒に居るらしい。
半兵衛様は体が弱いと聞いていたけど…大丈夫なのだろうか。
悶々と考えていると、部屋に戦支度が終わったであろう秀吉様が入ってきた。
『秀吉様』
「今日、戦があるのは知ってるでしょ？」
だからさ、と秀吉様が言う。
「頑張ってこれるように、抱き締めてよ」
秀吉様はにやにやしながら両手を広げる。
『こ、こうですか‥‥？』
秀吉様に優しく抱きつくと、ぎゅう、と抱きしめられた。
「……離れたくない、なんて言ってる場合じゃないかな」という秀吉様の言葉に顔が熱くなるのを感じた。
『あ、その…無事に帰って来てください。そしたら、また……抱き締めてくれますか、？』
そう言うと、秀吉様はポカーンとして太陽のように笑った。
「あんたがいるなら、俺は絶対に死なない」
そう言って、秀吉様は部屋から出ていった。
『(豊臣軍に、神様の御加護があらんことを)』
そう、極楽浄土の方向を向いて祈った。
「(流石に、もう織田にはバレてるかな…。
碧珠に、姫神子の血とおなじ能力の血が流れてる事…)」
「………半兵衛、任せたよ」
「はーい、秀吉様！」
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マスラ - 初めまして！とても面白いです！続き楽しみにしています。更新頑張ってください！(*^_^*) (2019年2月9日 17時) (
レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
奏琉斗 哀 - コメントありがとうございます。そうですよね、秀吉、私も好きです^^* (2018年10月20日 18時) (レス) id: ddcd85e1ba (このIDを非表示/違反報告)
奏琉斗 哀 - ニャン武士(^･x･^)さん» ありがとうございます。遅くなりますが、この後投稿させていただきます。 (2018年10月20日 18時) (レス) id: ddcd85e1ba (このIDを非表示/違反報告)
沖田総司 - キャー秀吉可愛い！ (2018年10月17日 23時) (レス) id: 61bbaa65c6 (このIDを非表示/違反報告)
ニャン武士(^･x･^) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2018年10月11日 2時) (レス) id: 3f82ed1d40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏琉斗 哀 | 作成日時：2018年9月22日 21時
