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気持ちを形に〜ユノside〜 ページ1

子供のように泣きじゃくるA。

ただ黙って背中を擦るしかなかった。

一瞬で辛い現実を背負わされた彼女の傷の大きさは、僕には計り知れない。

気の済むまで泣けばいい…。

今は僕が抱き締めてあげるから…。

彼女はたぶん……あいつにもこの話しをしたに違いない。
だけど、受け止めて貰えなかったんだろう。

好きだから大切だから 現実から目をそらしてはいけない。

それはお互いのためでもあるから。

Aが泣き止んだ。外は既に暗くなっている。

ユノ『明日目が腫れるんじゃない?(笑)不細工になるよ(笑)』

A『酷いユノ。』(笑)

やっと笑顔が戻った。

ユノ『夕食一緒に作ろうか?食材は冷蔵庫に用意してあるから』

コクッと頷き立ち上がるA。

結局 僕は彼女の邪魔をしているだけで 早々にキッチンから追い出された。

暖炉に薪を足し手持ちぶさたにうろうろする僕。

少し前にはこんな時が来る事すら想像出来なかった。

テレビもない静かな空間で夕食を済ますと 僕達はまた暖炉の前に……。

僕は、荷物の中から綺麗にラッピングされた小さな包みを彼女に差し出す。

A『なに?』

ユノ『開けてみて』

その中身を見てAは固まっている。

A『これは…?』

ユノ『一つはAの。一つは僕の。知り合いのジュエリーデザイナーに作って貰ったんだ。着けてくれる?』

彼女の返事は聞かず僕はそれを取り Aの指に滑らせた。

そしてもう一つは自分の指に。

ユノ『お揃い。今日の記念に…』

また彼女の瞳が潤んでいる。


ユノ『外さないでね。僕もずっと着けてるから』

静かに頷くA。

僕は彼女の目の前に顔を近付ける。

目を閉じたAの唇にそっと口付けた。

意外な再会→



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設定タグ:SuperJunior , キュヒョン , ユノ   
作品ジャンル:その他
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そらぞう(プロフ) - はい!楽しみに待ってます! (2014年5月15日 20時) (レス) id: f7e9c2c335 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - そらぞうさん» コメントありがとうございます。あとは、afterstoryの方でそれぞれのお話を書けたらと思ってます。キュヒョンとの絡みもあるかも?しれないですよ。 (2014年5月15日 18時) (レス) id: b16b47566a (このIDを非表示/違反報告)
そらぞう(プロフ) - ホントのラストですか…?お疲れ様でした~。私としてはきゅひょんさんとのラストを期待していましたが、こういう落ち着き方何ですね。長く追い掛けてきて何度も涙しました。ありがとうございました!! (2014年5月15日 16時) (レス) id: 62b339f5e3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます。只今、ラストを下書きしています。何度も書き直してまして、まだアップできません。お待ち下さいませ。 (2014年5月15日 14時) (レス) id: 35097dfc61 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ここに来ての初コメです・・・とうとう終わりが来てしまいますね ライブの前日のようなドキドキを味わっています。とっても楽しませてもらいました ありがとうございます!! (2014年5月15日 14時) (レス) id: 01b01bc73b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/kei3339/  
作成日時:2013年12月15日 18時

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