10人目は頑張り屋さん13*

. ページ43

.


.
舞台裏、振付を担当してくれた
大物アーティストの方と拳を合わせる。


？「いつも通り、やれば大丈夫だから。」



『ヤバイ。すごい緊張する...』



？「緊張すんの珍しくね？笑
てかお前、髪の毛って黒髪だったっけ？」



『今更ですか？笑
さっきスプレーで染めました笑』




雑談で、ほんの少しだけ緊張を解いてもらったけど...


たった一人。初披露。ダンスの難易度が高い。


かつてないほど、緊張していた。





スタッフ「まもなく登場です！」




スタジオでも呼び込みのトークが始まった。




アナ「櫻井さん、いよいよあの方の登場ですね！

振付を担当した大物アーティストの方と一緒に
スタジオに登場されるということですが...」



櫻井「誰なのか、気になりますね。」



アナ「櫻井さんもご存知ではないんですね？」




櫻井「僕も知らないので、すごくワクワクしてます笑
さぁ続いては、雪白Aさんの登場です。」





翔くんの呼び込みで、スタジオに足を踏み入れる。




『SnowManの雪白Aです。
宜しくお願いします！』




櫻井「Aは、さっきSnowManとして
新曲を披露してくれましたが...
この後はソロ曲を初披露ということで
今日は新曲のW解禁なんだね。」




『そうなんです。すごく緊張しています笑』





ここで翔くんが私の横に立つあの方に触れる。




櫻井「ちなみにさ、ずっと気になってたんだけど...
なんで大野さんがここにいるの？笑」




大野「俺が大物アーティストだからだよ！笑」




櫻井「え！？まって、え？」




『そうなんです。
実はこの後、初披露させていただく楽曲は
嵐の大野智くんに振り付けしていただきました。』




櫻井「は？嘘でしょ！？」




大野「いや〜Aの頼みは断れないね笑
今回は、僕史上...いや。ジャニーズ史上、最もハードなダンスナンバーになりました！」




櫻井「え、Aはさっきガッツリ踊ってたよね？
また史上初いっちゃうの？」




『さっきはグループ史上初です笑
今回は個人初ということで...笑』




大野「ちなみに作詞はAだからね。」




櫻井「え？そうなの！？」




『はい。今の気持ちを素直に書き表してみました。』




アナ「では、ご準備の方を宜しくお願いします。」




櫻井「なんかいろいろビックリなんだけど笑」



大野「ダンスを見たらもっと驚くよ笑」




スタンバイ位置について一つ深呼吸をする。



大丈夫。私なら出来る。...よしいこう。

Twitter→←☆ベストアーティスト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す