★リアル阿部ちゃん先生 ページ46
阿部side
「んー...わっかんないなぁ...」
俺の隣で唸っているのは、なんとA。
なんでもこなせる彼女が唸るなんて珍しい...
「んんん...分かんない...」
唸っているAも可愛いけど
そろそろ限界を迎えそうだったから
思い切って声をかけた。
『そんなに唸るなんて、どーしたの？』
「阿部ちゃん...これ分かんないの...」
そう言って見せてくるのは、高校英語のワーク。
あれ？って思ったよね？
俺も思ったよ。
だってAはもうすぐ20歳。
大学に進学していないはずのAが
なぜ今更、英語の勉強？
しかも高校英語のワーク？
『今更、高校英語なんてどーしたの？』
「んー？ふふふ笑
実は私さ、あんまり高校行かなかったんだ。
なんなら、途中で辞めちゃったし...
正直、あの頃は芸能で生きていくなら
高校なんて行く必要ないって思ってたし...
実際、演技の仕事やJr.の仕事で忙しかったから
行ける時間もほとんどなかったの。
でも今、高校生のラウちゃんを見ていると
私もちゃんと高校に行って
勉強しておけば良かったなって...
高校を中退しちゃったこと、少し後悔してて...
だから今からでも勉強してみようかなって思って
高校英語から始めてみたんだけど...
さっぱり分かんない...」
もう限界というように
頭を抱えて、机に伏せるA。
確かに15歳くらいの時から
ドラマや映画に出まくっていた記憶がある。
そりゃ、あれだけ忙しかったら
高校だってまともに通えないよね...
ということは今の俺にしてやれることはただ1つ。
『じゃあ俺に任せてよ。』
「え？いいの？」
『もちろん！
それに、勉強って年齢関係なく出来るんだよ？
それこそ90歳になってから勉強を始めたって
何の問題もないんだよ。
やりたいと思ったときがスタートなんだから。』
「そっか。」
『そうだよ。
勉強したいという気持ちになった時が
勉強を始めるチャンスなんだから
このタイミングで一緒に頑張ろう！』
「阿部ちゃん、ほんとにありがとう！」
俺の言葉に不安そうだった顔が
少しずつ笑顔になっていって
最後は最高の笑顔でお礼を言ってくれた。
『どの問題が分からないの？』
「そもそも構文自体よく理解出来てなくて...
SVOCって何のことかもわからないし...」
『じゃあ基礎からやっていこうか。
まずSVOCが何を指しているかなんだけど
Sが主語で、Vが動詞...』
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taekohikari4321(プロフ) - お帰りなさい さっそく楽しみにしてました。 (2023年4月4日 20時) (
レス) id: 741e1af288 (このIDを非表示/違反報告)
めろ - 大変なタイミングでコメントを残すのは失礼かと思いましたが…。いつも楽しみに読んでいました。公開再開を楽しみにしております！ (2023年1月31日 0時) (レス) @page1 id: ba8dc9871c (このIDを非表示/違反報告)
taekohikari4321(プロフ) - 分かりました (2023年1月24日 4時) (レス) id: 741e1af288 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - taekohikari4321さん» パスワードは現在公開しておりません。無断転載に関する一件が解決するまではしばらくこのままの状態になります。ご迷惑をお掛けしますがご了承いただけますよう、宜しくお願い致します。 (2023年1月23日 22時) (レス) id: 821cf37f6e (このIDを非表示/違反報告)
taekohikari4321(プロフ) - パスワード知りたいのですがどうしたらよろしいでしょうか？ (2023年1月23日 21時) (レス) id: 741e1af288 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃー
| 作成日時：2019年10月4日 19時
