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．
「ごめんね、芦戸さん」
「へ？」
開始の合図が鳴る。
私は瞬時に白線の外に飛んだ。
「、っまさか…！」
ハッと歪んだ表情。
次の瞬間に、私はフィールドの真ん中に1人立っていた。
私がさっきまで浮かんでいた場所には、芦戸さんが尻餅をついている。
そこ場所は白線の、外。
「Aさん、二回戦出場…！」
「Aちゃん、早いよぉ…」
「…余裕無くって。これ使えるのも一回限りだし」
パチンと手を合わせて涙目な芦戸さんに謝る。
個性対策を考えようとは思ったが、直接的な『酸』に移動するのが趣旨である私の個性はあまりにも不利。
書き換えの力は正直もうキャパシティを超えそうだから、なるべく温存。
他の試合は見ずに、控え室でひたすら休む。
そこらの人の会話で、次は常闇くんが相手だと知る。
「あー、全くもってやばい。ヤバイぞ…」
嘆いている間にも刻一刻と時間は進む。
そしていつのまにか私は常闇くんと対峙していた。
「いやぁ、せめて銃欲しいわ」
スタートの合図はすでになっている。
けれど、均衡状態がこの場を支配していた。
私を場外に落とせば、位置を交換されるのはもうわかっているだろう。
「…時にA」
「なに？常闇くん」
「お前は接近戦は…得意か…？」
問いかけとともに目の前に現れる黒い影。
ヒヤッとした一瞬で、横に避け、動体視力のみで動く。
常闇くん自体は動かず、彼の個性であるダークシャドーのみに接近戦を任せている。
「…っあー、マジ、ムリ…ッ」
重力を感じさせないフットワークの軽さ。
それにしても、ちょこちょこダークシャドーが悲鳴を上げて怯むのは何故だろう。
「いった…いな…！」
対人訓練の際に練習した癖で、突き出した拳を取られる。
握りつぶすように圧が込められたが、位置を常闇くんと交換。
その瞬間、ダークシャドーが一際大きく怯む。
…なーるほど。
「行け、ダークシャドー…！」
「ねぇ、常闇くん」
ダークシャドーってさぁ…光がダメなんだね？と笑って言った瞬間に、よりスピードを上げるダークシャドー。
図星だと言わんばかりの行動に笑った。
私に場外があり得ない。
つまり降参したと言わせるか気を失わせるか。
ダークシャドーの大きな手が私の身体を握りつぶすように包む。
が、その前にジャージの上着を空高く放り投げた。
「《exchange》」
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びだくおん - 25のところ相澤先生のセリフ『礼』が『例』になっていると思いますよ〜 (2018年9月26日 20時) (
レス) id: 928f36eedf (このIDを非表示/違反報告)
裕貴雛@きょーたん(プロフ) - 突然すみません。こいつ何言ってんだと思うかもしれませんが書きます。replaceという単語が書き換えるという意味でで出てきてるのですがreplaceの方が一般的に置き換えるの意味の方が強いです。また、exchangeは商品やお金に対して使うのでchangeをオススメします。 (2018年7月11日 4時) (レス) id: 630a80e8a5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - すっごく面白いです！！！！これから少しずつわかってくるであろう真実にドキドキします！誰落ちかも楽しみです〜！更新楽しみにしてます！ (2018年6月28日 22時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
ユニ(プロフ) - 紹介文の漢字が英雄になっています！間違ってたらすみません。 (2018年6月24日 18時) (レス) id: dff716be10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2018年6月21日 2時
