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〜レコーディング〜
とうとう、レコーディングの時がやってきた、
私は覚えたての歌詞を頭の中で繰り返し流しながら、マイクの前に立った。
息を吐くと、不思議とリラックス出来た。
みんなに…伝えるんだ…
私の精一杯の思い…。
すると、スタッフの人がカウントダウンを始めた。
とうとう…始まる。
私は、ぶりっ子を作ろうという気持ちさえ無くなっていた。
…あとで、明莉に怒られるかな、
でも、今だけはありのままでいたいな…
スタッフの人のカウントダウンが「1」になった。
始まる___ 私は大きく息を吸った。
•*¨*•.¸¸♬︎(曲が流れ歌い始める)
明るくて、素敵な曲だった。
胸がきゅーっと押し付けられた。
今の私は「学校での私」でも「ここる」でもなかった。もちろん、「ここる」としての思いとは似ていたが、今の私は多分、「素の自分」なんだと思う。
歌えることが嬉しくて、思いを伝えることが楽しくて、一語一語、丁寧に感情を込めて歌い続けた。
そうしているうちに、もう、あっという間に時が過ぎていった。
レコーディングが終わった。
私は、スタッフの人のところに行った。
でも、それを見て、私は驚愕した。
スタッフの人は、泣いていた。もちろん、大の大人の男の人なのに声を上げて、泣いていた。
私は驚き、声をかけようとした。するとその時、
な「A…ちゃん…。」
後ろから声をかけられ、慌てて振り返った。
そこには、なーくんと他のメンバー全員が立っていた。
もちろん、明莉も。
みんなぽかんと口を広げて、ただただ、私を見つめていた。
もしかして…私は…なにかやらかしちゃった、のかな、そんな考えが頭を過ぎった。しかし、
な「すごく…すごく…良かった…。」
なーくんの言葉は思いもよらない言葉だった。
他のメンバーも驚きを隠せないように、口々に、「凄かった…。」と口にした。
ころんさんなんか、途中で泣き出してしまった。
私は、思いもよらない事実に頭が混乱していた。
するとその時、
あ「…なんで…よ。なんでなのよ！」
明莉が声を荒らげた。
私は驚いて明莉の方を向いた。メンバーも信じられないというように目を見開いた。
あ「なんで…あんたは…私に恥をかかせるのよ。なんであんたが注目浴びてんの？ほんとに馬鹿よね。約束も守れないなんて、あんたは私をどれほど傷つけるのよ！消えてって言ったのに。」
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サラミ - 初コメ失礼します。とても面白かったです。更新は主様のペースで無理しないように頑張ってください。 (2022年10月23日 10時) (
レス) id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます。主様のペースでいいんで、更新待ってます！ (2022年10月6日 17時) (レス) @page38 id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
ササク(プロフ) - 更新嬉しい(´；ω；｀)ありがとうございます！ (2022年10月5日 20時) (レス) @page38 id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
みわ - 続きまってまーす！めっちゃ面白いです！ (2022年9月24日 16時) (レス) id: 2cbe1f5b50 (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - 元 、 です！ずっと続き待ってます！事情はわかりませんが戻ってきてほしいです！ (2022年9月19日 14時) (レス) id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ x他1人 | 作者ホームページ：http://Roco65kun
作成日時：2021年9月22日 7時
