29(ななもり。side) ページ33
〜なーくんside〜
な「今日のレコーディング楽しみだね〜!」
すとぷり(る以外)「それな〜!!」
俺たちはそんな話をしながら学校までの道を歩いていた。
り「てか、るぅとくん先行っちゃったよね、何しに行ったんだろ…。」
こ「女の子に呼び出された…とか?w」
全員(あるかも…)
俺たちはその時、全然何も考えずにただ話をしながら歩いていた。
明莉ちゃんのことも、Aちゃんのことも。
〜数分後〜
しばらくして、学校に着いた。
クラスに行くまでの道のりは毎度の如くたくさんの女の子たちが待っていて、その子たち一人一人に手を振って行かなくてはならないから少し長く感じる。
な「つーいた!!みんなおはよ〜!」
女の子「きゃー!!!ななもり。さま…!!」
女の子たちは俺たちと話すだけで満面の笑みとなり、嬉しそうにする。それを見ると俺も嬉しくなるんだ。
そんなことをしていると、扉が開き、るぅとくんと明莉ちゃんがクラスに入ってきた。
女の子達はすかさずるぅとくんの所に近寄った。
そうすると、るぅとくんは今まで見せたことのないような悲しそうな…困った顔を一瞬見せたが、直ぐに笑顔になおし、手を振っていた。
それと変わって、明莉ちゃんはボロボロと涙を零して席に座った。
俺は心配になって、話しかけてみることにした。
な「明莉ちゃん…?泣いてるの?どうしたの?」
少し話しかけると、明莉ちゃんは涙ぐみながら口を開いた。
あ「なーくん…。あのね…私…もうダメみたい…。あの…Aとの事でね…。」
俺は話を聞いて、驚いて開いた口が閉まらなかった。
話の内容は、今朝Aちゃんに呼び出されて、体育館裏に行くと「気に入らない」と言われ、暴力を振るわれ、殺されかけた…という話だった。
あ「それでね、傷は…大したことではないはずなんだけ…痛っ…。」
明莉ちゃんは無理に俺にケガを見せようとして右腕とお腹を抑えて埋まりこんだ。
な「…っ?!明莉ちゃん?!大丈夫?保健室行く?」
俺は慌ててそう言って助け起こした。
あ「大丈夫…。なーくんに心配かけたくないし、後で自分で行けるから……。」
明莉ちゃんはやんわりと笑みを浮かべ、
あ「話聞いてくれてありがとう…。私、パニックになって、咄嗟にこんな話しちゃって…ごめんね、」
と言い残して、自分の席に着いた。
俺は、1人席に着いた。Aちゃんがゆるせなかった
カッターの時は、流石に理由があると考えていたけど、理不尽に人を殴るなんて…
195人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サラミ - 初コメ失礼します。とても面白かったです。更新は主様のペースで無理しないように頑張ってください。 (2022年10月23日 10時) (レス) id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます。主様のペースでいいんで、更新待ってます! (2022年10月6日 17時) (レス) @page38 id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
ササク(プロフ) - 更新嬉しい(´;ω;`)ありがとうございます! (2022年10月5日 20時) (レス) @page38 id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
みわ - 続きまってまーす!めっちゃ面白いです! (2022年9月24日 16時) (レス) id: 2cbe1f5b50 (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - 元 、 です!ずっと続き待ってます!事情はわかりませんが戻ってきてほしいです! (2022年9月19日 14時) (レス) id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ろこ x他1人 | 作者ホームページ:http://Roco65kun
作成日時:2021年9月22日 7時