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『歌っt…ッ?!』
危なく素で声が出そうになった。
嘘でしょ?!?!歌ってみた?!(歌い手だから歌を歌うのは当たり前)
歌ってみたということはこのぶりっ子の声で最後まで歌いきらないといけないというわけだ。
まじか……喋ってるだけでも精一杯なのに、
私はもう頭を抱えるしか無かった。
頭の中はパニックでもう、ほかのメンバーの声などまるで聞こえていなかった。そのせいなのか、
な「…ちゃん、Aちゃん!!」
『ふぇ?!なんですか?』
…沈黙が走った。
うわあああああやらかした!!(´;ω;`)
なんと私はパニックに負けてか、急な呼び掛けのせいなのか、地声でしかも冷たい声を放ってしまったのだった。
隣を見なくても明莉が一瞬じろりと睨んだのがわかる。
『ふぇ、ふえええ?みなさんどぉしたんですか♡私ちょっとねちゃったみたいなんですぅ♡もっかい教えて貰ってもいいですかぁ?♡』
なんとか取り繕って笑顔を顔に貼り付ける。
さとジェル(自がでちゃったよwww)
すとぷり(他メンバー)(絶対こいつ裏あるじゃん、こわ…)
またもやメンバーの思っていることが手に取るようにわかる…
私は軽く圧の送ったような笑顔をしてみせるとなーくんが、
な「お、俺はこのstrawberryprinceforeverの8人バージョンがいーかなって思ってるんだけど…Aちゃんはどーかな?って。他のみんなは賛成してくれてるんだけどさ…」
え、私が考え事をしてるうちにもうそんなことが?!
頭の中がグルグルしながらも私は
『みなさんにあわせますぅ♡』と言った。
すると、
な「うん!じゃあ、すとぷりオリジナル曲を8人で歌うって感じでいいね?じゃあ早速レコーディングしよう!!明日の放課後でいいかな?…」
なーくんがそう言い、メンバーも納得したかのようにみんな首を縦にふった。
私も慌てて首を振り、その日はそれで会議が終わった。
うう…やっと部屋に戻れる…放送…
私はもう、へとへとでスマホを持って部屋に戻ろうとした。
すると…
あ「Aちゃん〜!!ちょっとさ〜悩み聞いてよぉ〜!!」
突然明莉が話しかけてきた。
おっと…またこの展開…デジャヴか?
明莉はにやぁっと不敵な笑みを浮かべてこっちを見てくる。
もちろん、すとぷりメンバーが去った後でね…
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サラミ - 初コメ失礼します。とても面白かったです。更新は主様のペースで無理しないように頑張ってください。 (2022年10月23日 10時) (レス) id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます。主様のペースでいいんで、更新待ってます! (2022年10月6日 17時) (レス) @page38 id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
ササク(プロフ) - 更新嬉しい(´;ω;`)ありがとうございます! (2022年10月5日 20時) (レス) @page38 id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
みわ - 続きまってまーす!めっちゃ面白いです! (2022年9月24日 16時) (レス) id: 2cbe1f5b50 (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - 元 、 です!ずっと続き待ってます!事情はわかりませんが戻ってきてほしいです! (2022年9月19日 14時) (レス) id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろこ x他1人 | 作者ホームページ:http://Roco65kun
作成日時:2021年9月22日 7時