恋。２

． ページ50

(先輩side)




会社では先輩後輩の関係、それだけなのに
眩しいくらいに俺に笑顔を振りまくAと
そういう関係になってしまった。



俺があいつを部屋にあげたら
自分の本当の感情を認めてしまうことになる



そうなったら・・・・







.








「ねえ宏光？聞いてる？」



「んっ？どした？」



「最近ボーっとしてない？」



「そ？割と普通じゃね？
で、要件はなに？」



「週末少し遠出してお泊まりしない？」






俺んちで彼女の優希が作ってくれた夜ご飯を
一緒に食べながらそう言った

今週末はお互い休みだけど
夜に川辺さんの歓迎会がある






「俺週末の夜新人の歓迎会あんのよ」



「えー、そんなの一人くらい居なくたって大丈夫じゃない？」





違う、俺は100それ目的じゃない、
その会の後にAと会う約束だし






「これから会社担ってく奴だぜ？
俺だけ欠席は無理だわ」




「せっかくの休みなのにい」





適当な言い訳を言い放つと不貞腐れてる優希






「日帰りならどう？夕方までになるけど
映画見に行ったり買い物行ったりできっけど」





「…しょうがないから付き合ってあげる」




「上からかよ笑」





そう言って抱きついてきた彼女を受け止める



飲み会ってことをいいことに、
脳内ではその後Aと会えることが嬉しくて。




その考えしてる時点で俺はクズだ。
それは俺が1番わかってる。









優希は俺の2つ上でスタイル良くて
会社でもトップを争うくらいの美人さんなわけで。
自分のもんになるまでに時間はかかったけど
それが逆に俺の心を熱くしたっていうか。



付き合って1年経ったけど、
そんなときになぜか飲み会で潰れたAを
家まで送ることになった








.








「ふふ、せんぱ〜い？」



「んだよ、お前そんな弱いの？」



「見るからに強いでしょ〜よぉっ！」



「…だめだこれ」





同じ部署なだけで絡むけど特別な存在でもなんでもなかった





そんで部屋入って帰ろうとする俺を
無防備な状態と表情で見つめてくる

Aの○んだ表情に心くすぐられて







「せんぱい、好きです！」



自信満々に言うこいつが可愛くて。
気持ちに答えらんないのに、
この小さい唇に俺のを押し当ててた。



一回したらもっかい、もっかいって
もっと欲しくなって。




もっと…なんてねだるから、
そっから俺の理性はぶっ飛んだ



これが俺らの始まり。


.

(まだ続きますが次回移行します…！)

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