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「………やだっ何して、
「悪い…もうちょい待って」
「っ……//」
そう言われて後ろから抱きしめられたまま
二人してしばらく立ち尽くしていた
夏のじりじりとした夕方の暑さと
あったかい宏の体温のダブル作用でどんどん火照ってく
それに涙で顔がぐちゃぐちゃになりながらも
やっと包まれてた体が離れてった
「………最初仲のいい女友達と思ってた」
「え、?」
「けどある時から
急に女として見ることしかできなくなってさ。
もう一年の終わり頃からずっと好きだったんだよ」
す、すき……?
宏……?
「でも四人でいる以上友達って枠から抜け出せそうにないし
俺の事だって男として見てねえだろうから
必死に気持ち隠して友達として過ごしてきたわけ」
「んで、真由から告白受け入れて
この気持ちを消そうとしたの」
「気持ちって…………」
「まだわかんねえのかよ」
そう言って近かった距離からまた一歩私の方へ近づいて
「Aへの気持ちだっつーの」
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切ない表情をしながら手のひらを私の頭にポンと置いた
その途端に私の瞳からはもはや汗が涙かわからないものが
ただただ流れ落ちる
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「…泣くなよ、もうわかってっから」
だからどうしてさっきから切なげに無理して笑うの?
「今言ったこと全部忘れてくれ」
「え…?何言ってるのっ…?」
「自分の気持ちに歯止め効かなかっただけだから、
今の話全部なかったことに、
「できるわけないじゃん………っ」
既に泣いちゃってるから
小さい声ながらも懸命に否定した。
私の微かな声に黙り込む宏
「そんなのっ、できるわけないでしょっ……」
「私の意見いつも聞こうとしないの、
宏の悪い癖っ…」
「ここでも俺に怒んのかよ」
悪かったって笑、そう言いながら頭の上に置いてた
手のひらが離れていつもみたいにポッケにつっこむ
「何がわかってっから、なの…全っ然わかってない」
「はいはいごめんな」
「自分の気持ちだけぶつけて
ほっとかれる私の気持ちはどうしたらいいの……?」
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そう顔を見ながら言うと一瞬瞳を泳がした
「宏が好きって気持ちはどこに置いてったらいいのっ…」
このまま私だけ隠し続けろって?
それともこの海?浜辺?
私は好きなのに。
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あかやま。(プロフ) - ゆなこさん» ゆなこさん初めまして!コメントありがとうございます(><)玉ヶ谷にフラフラするお話ですね!最高ですね…書いてみます!気長にお待ち頂けると嬉しいです(><)リクエストありがとうございます! (2020年10月17日 1時) (レス) id: 86cb981ab6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆなこ(プロフ) - はじめまして!いつも楽しみに読ませて頂いています!リクエストなんですけど、玉ちゃんとたいぴーに取り合いされるけど、主人公はしばらくどっちつかずで、恋人になる前のドキドキ感を両方とも楽しんでる悪い子なシチュレーションが読んでみたいです!ぜひお願いします (2020年10月13日 3時) (レス) id: ebeaa22385 (このIDを非表示/違反報告)
あかやま。(プロフ) - piroponcandyさん» レス遅くなってしまって申し訳ないです、!お酒飲んだ勢いのリアルな北山さん見てみたいですよね、!乱暴なキスが北山さんにとってもお似合い!!笑 (2020年5月2日 18時) (レス) id: 86cb981ab6 (このIDを非表示/違反報告)
piroponcandy(プロフ) - 後輩の北山くん最高(*´∀`*)お酒飲んだ勢いでいいから、乱暴なキスされたーい(//∇//)あかやまさん、またイケてる北山くんお願いしますね。 (2020年3月19日 6時) (レス) id: bcc9486015 (このIDを非表示/違反報告)
piroponcandy(プロフ) - 甚平の北山さんは、破壊力半端ないですもん。花火大会最高です。花火に照らされた北山さんは、めっちゃイケメン^_^もー、クラクラ(//∇//) (2019年7月27日 17時) (レス) id: bcc9486015 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかやま | 作成日時:2019年5月5日 22時