恋。２

お医者さん ページ28

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「ひっ…！！」




「すぐ終わるから」




「う、うん知ってるけどひぃいいっ…！！」




「うっせーよ」








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私は朝から謎の腹痛に襲われて
タクシーに乗って絶賛消化器内科へ来ております





名前呼ばれて診察室へ入ると
そこにはちょっと小さめなお医者さんが。(失礼)






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「どっからそんな声出してんだよ」





「私一応患者なんだけど？？
もう少し優しく検査してもらっても…

「いいから早くもっかい横向け」








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今はエコーしてもらってるんだけど、
正面は大丈夫なの！！！





でもド敏感なのか正面から少しはずれたサイドを
あのぬるぬるしたジェルを機械につけて
素肌に触れられたらピクって動いちゃいそうで
我慢してるけどどうしても声が出ちゃう








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「宏くんはいつもこれを患者さんにしてるの？」






「そう。あと病院でその呼び方やめろ」





「あ、ごめん。
女性の患者さんにもぬりぬりしてるの？」









おう、って何やら画面見ながらボタン押して
画像らしきものが出てきてる






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むむ。






じゃあ女性の肌をこうやって毎回触ってるんだ？




へーーーー、まあいいけど！！！！
別に私だって夜愛されてるし！！！









でも宏くん体なぞるの異常に上手くてエ ロくて…

「ぁっ…んぁ…っ、」









注意されるから我慢してたつもりなのに

やっぱり反応しちゃって声が漏れてしまう









…それと同時に宏くんもぬりぬりしてた右手の動きをとめた









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「…ど、どうしたの？」









そう聞くとこっちを見て
はぁ…と小さくため息をつかれる









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「お前さー、」









そう言って私に覆い被さるように
顔の両サイドに両手だけついて









「今みたいな声はもっと出すな、てかその声だけは出すな」






「わ、わかった…！け、けどなに急に…？///」






「昼間にその声出されると困る」







「え、え…？？///」







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「…襲いたくなるから」








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ボッ…///









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言い終わると私から離れてまた右手に機械持って
何も無かったように作業に戻る









「他の消化器内科行くなよ、
これすんなら特にここ通えよ」








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少し耳を赤くしてそういう彼に私の鼓動は加速する



Fin

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