恋。２

北山先輩と藤ヶ谷先輩 #3 ページ14

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「いっ……！」







…はい、昨日から絶賛私女の子の日で、
すごい腹痛と耐えながらデスクワークしてます





どうしよう…

いつも薬で効くけど新しく買うの忘れちゃったし、
今日に限ってまとめ上げなきゃいけない資料が
たくさんあるのに…









「こうやま〜」



「はいっ、！」



「これもよろしく〜ごめんなぁ」



「あぁ…わかりました…！」






はぁ…なんで私ばっかり…怒








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でも頑張るしかないよね、
苦しんでるの、私だけじゃないんだもん








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ー ドンッ







「なっ、せんぱい、」



私の椅子にわざとぶつかってきた北山先輩









「貸してみ」



「…なにを？」



「その山になってる紙の束」



「資料の山って言ってくださいよ」



「いいから、貸せっ」



「なんでっ、今からしなきゃ間に合わないのにっ！」



「ごちゃごちゃ言うなよ早く貸せって！」



「あっ、ちょっ！」







結局ザバッ...と持ってかれた








なんで？まとめる前に先に資料を目を通したいって？
先に通しといてよ、ばかぁあああ！！！



…残業決定だよこれ








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「うぅ…痛い…」




先輩に奪われた資料の元は返ってこないまま
残りの資料を仕上げてる途中で給湯室に避難した





どうして今日こんな痛いの…
有給取れば良かったって後悔してっ

「A…？」




コーヒーカップ持って同じく給湯室に入ってきた先輩








「藤ヶ谷せんぱい、、」



「どうした？顔色悪くない？」



「そ、そんなことないですほら、！
元気もりもり！！って、あははは...！」



「A、」





そう言って先輩の手が私の頬に触れた






「ひゃっ…！///」



「あっごめん、何もしないよ、大丈夫。
でもA嘘ついてるね、具合悪いんでしょ？」



「あ…あの…お腹が少し痛くて……」



「お腹？なんかあたった？」



「いえ…大変言いづらいんですけど…」





そこまで言うと先輩は、
ハッと気づいて触れてた手を離して
ごめん、とだけ呟いた






「辛いよな…なんか下のコンビニで買ってこよっか？」


「そんな…！私のことはお構いなく…！」



「でも、」

「先輩はお仕事に戻られてください！
コーヒーならブラックですよね？私入れて持ってくので！」



「…ありがとう、優しいなAは。
なんかあったらすぐ言うんだよ？」



「ありがとう…ございます…///」






何浮かれてんの…



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