第36話 針千本は嫌です ページ41
ガチャ
『失礼します…』
カ「まぁそんなに固くなるな(笑)」
シフトも終わり、私はカクさんに連れられ、ある部屋へ。
…ここはカクさんの部屋。
机の上にはルッチさん同様、沢山の書類が。
『あのー、カクさん？どうしたんですか？』
私は呼ばれた理由気になってつい聞いてしまった。
カ「…千尋、ジャブラとはどういう関係じゃ？」
『ジャブラさんですか？…んー、お師匠様って感じですかね！』
カ「本当にそれだけか？」
『？そうですけど…？』
カ「じゃあルッチはどうじゃ？」
『ルッチさんはー、上司？違うな…、…お客さま、ですかね？』
カ「……なら、わしはどうじゃ…わしは…」
『カクさん？んーカクさんはー、友達？いやそれは失礼だな…。やっぱりお客さま、ですかね？』
カ「…そうか…。お客さまか…。」
『カクさん？』
いっぱい質問してきたカクさん。
私がカクさんの質問に答えると少し肩を落とす。
…何か失礼なこと言っちゃったかな？
カ「…この前、」
少ししてまた話始めるカクさん。
カ「ルッチと何かあったのか」
『っ！！！//な、何の話ですかっ？！私よくわからないなぁ！！？！』
カ「…わかりやすっ」
いきなりの質問にめっちゃ動揺してしまう私。
…何故そのことをカクさんが知ってるの？！
『な、なんでそんなこと聞くんですか…？』
カ「この前ルッチが言ってたんじゃ。"可愛いかったなぁ…。俺の下で瞳を潤ませ、甘い声で鳴いてる千尋は…"とな。」
『？！？！？』
…ルッチさんなんて事言ってるんですかっ！！
私は心の中でルッチさんにつっこむ。
カ「なぁ、何をシてたんじゃ？」
『カ、カクさん言い方…』
ゴゴゴっという効果音が付きそうな勢いで聞いてくるカクさん。
…こ、怖い…(汗)
『い、いやー、その、何もしてないです…よ？』
カ「…嘘ついたら針千本じゃぞ…？」
『えぇっ！あ、あの！その…き、キスをされた…んです…///』
カ「！！……そう、か」
ついに私は自白した。
…は、恥ずかしぃ〜〜！！
すると
パシッ
ぐいっ
ドサッ
『わっ！？』
綺麗なスリーテンポで、腕掴まれ、引き寄せられて、ベットに押し倒される。
…なにこれデジャヴ
『あのー、カクさん？これは、一体どぅ……ひゃっ！』
カクさんを見上げ、これは一体どういう状況か聞こうと思ったら、耳を甘噛みされる。
カクさんを見れば、その目はまるで獲物を捉えた獣の目で…
私は逃げられない事を悟った。
第37話 いじわるしないで下さいっ！→←第35話 貴男の匂いと私の鼓動
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りんねむ(プロフ) - ぴのさん» すみません。ルールをよく把握していませんでした。今後はルール違反をしない様、今まで以上に注意を払って執筆をしていきたいと思います。この度はご指摘のコメントをして頂き、本当にありがとうございました。 (2019年5月26日 13時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 歌詞の引用は禁止されていますよ (2019年5月24日 17時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - こんるりさん» コメントありがとうございます！そしてこの作品を読んで下さりありがとうございます。私も獣の奏者好きなんです！！これからも楽しんで頂けるように頑張ります(*^^*) (2019年3月10日 23時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
こんるり(プロフ) - まだ読み途中ですが、コメント失礼します。雫私大好きなんですよ！ハープ弾きながらとか、獣の奏者のエリンを思い出しました！これからも頑張ってください！応援しています！！ (2019年3月10日 13時) (レス) id: 7bb9678102 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - リーラさん» 私も好きだったんです！ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2019年1月3日 23時) (レス) id: 4808652658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2018年7月30日 16時
