205 降谷side ページ5
ベルモット「どうしたのよ、仔猫ちゃん」
バーボン「.....さぁ、一言も喋りませんでしたし間違えてかけてきたのかもしれませんね」
ベルモット「じゃああなたが聞いた男の声は何なのよ」
バーボン「テレビか何かでしょう。まずはあなたを送ってからもう一度掛け直します」
こう道路に車を止めておくのも良くない
ベルモット「助かるわ」
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ベルモット「よかったら上がっていかない?美味しいバーボンがあるのよ」
バーボン「昼間から選んでいただけるとは光栄ですね」
ベルモット「ライもあるわよ」
バーボン「.....嫌味ですか」
ベルモット「死んだ相手をいつまでライバル視してるつもりなのよ」
ライバルで済む相手で無い上、死んですらいない
バーボン「これは男同士の問題ですから。あなたには分からないでしょうね」
ベルモット「まいいわ。仔猫ちゃんによろしく言っといてね」
バーボン「言いません」
ベルモット「強情だこと」
その言葉を最後に立ち去る様子を確認してから携帯を取る
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先程の無言電話から30分以上経っているが音沙汰が無い
掛け直してみるも、繋がらない
5回ダイアルしたが結果は同じで、胸がざわつく
そこで、滅多にかける事のない家の電話にかけてみる
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“お掛けになった電話番号は.....”
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降谷「.....チッ」
アクセルを踏み込み、近道を考える
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アパートの前で車を止めて降りると、すぐに違和感に気付く
目の前の地面には所々に赤い斑点
その連なりを辿ると、最もたどり着いて欲しくない場所に導かれる
鍵穴には下手なピッキングの痕跡
その扉を開けてもなお続く赤い点に、胸のざわめきが確かな鼓動になる
降谷「......まさか......」
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終点は荒らされた様子が色濃く残るリビングで、床には血痕と割れた携帯
貴重品はそう簡単な場所に置いていない故心配する必要は無いが、そんなのどうでもいい
降谷「......A」
それ以上に失ってはいけない姿が見当たらない
こんな一般的なアパートに住んでいたのが悪いのか
先にベルモットを送ったのが悪いのか
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故哀(プロフ) - 更新ありがとうございます!!私は読ませて頂いている立場なので、どちらでも作者様のお好きな方にしたら良いと思います!!どっちになっても楽しみにしています! (2021年6月15日 0時) (レス) id: ff320ab344 (このIDを非表示/違反報告)
みにわ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも陰ながら応援しています。何回もこの作品は読ませていただいてとても好きな作品です。サンプルを読ませていただきリバイタライズもとても楽しみにしてます♪是非更新よろしくお願いします!! (2021年6月14日 23時) (レス) id: a8cfd4ab6b (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - リバイタライズ読みました!前の作品も読みやすく面白くて最高と思ってたんですがリバイタライズが圧倒的に良すぎて書き直しが読みたいです(笑)心情とか描写がもう…!語彙力が無さすぎて上手く伝えれない、、、。毎回更新の通知が来るのが嬉しくてたまらないです、、 (2021年6月14日 20時) (レス) id: 152376b941 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - やっぱり続き読みたいです!! (2021年6月14日 20時) (レス) id: ba820af92f (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - 読みました!前より面白くなってるので、書き直しがいいです! (2021年6月14日 16時) (レス) id: 80032df402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin. | 作成日時:2018年7月12日 15時