19 刀剣女士、故郷だよ。弍 〜任務もしなきゃね〜 ページ23
夏希と別れてから電車に乗って、自分の家へ帰った……というより、向かった。
たしかに自分の家に帰りたいという気持ちもあったけれど、それだけじゃない。嫌な予感がした。
明確に何かはわからない。だけど、嫌な予感がして、家まで走った
貴方「はぁ、はぁ、はぁ……間に合って良かった…」
多分普通の人ならば見えないだろう。式神の人形が我が家の塀に貼られていた
それを剥がして燃やす。というより、勝手に燃えた。
貴方「何だったんだろう……とりあえず主さんに報告しなきゃ」
一振りに1つずつ配給されているスマホを開き、連絡する
『正体不明の式神が元主の家の塀に貼られていました。剥がした途端、燃えつきました。引き続き捜査を続けます』
たしかに燃え尽きてしまった。でも、あの式神に込められた思いから察するに、あれは遡行軍の仕業じゃない。ひょっとすると……いや、まさかね
頭に浮かんだ考えを無理矢理とじこめる。
そんなこと、あってはならない
貴方「嫌なことを考えるのはやめよう。さて、見回り見回り」
今のところどの家にも人形は貼られてないな……。まあ、当然だよな。だってアレは刀剣男士とか審神者に関係したものだからね
軽く鼻歌を歌いながら歩いていたが、ある家の前で立ち止まる。
貴方「おいおいおい、ちょっと待ってくれよ……嘘でしょ……?」
当然、他に貼られている家なんてないと思ってた。でも、私は気付いてしまった。
貴方「何で?何で、夏希の家に貼ってあんの……?」
20 刀剣女士、故郷だよ。参 〜嘘だろ?〜→←作者より(1月18日)
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作者名:リムアクア | 作成日時:2019年8月1日 22時