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「健太もさ、馬鹿だよな
こんなにも想われてるのに気付かないなんてさ」
『勝手に好きなだけだもん、これでいいの笑』
「なら、Aの気持ちは?本当のAの気持ちはどうなの?」
『そんなの......』
「教えて、俺に。本当の気持ち」
『ずっとずっと好きなの、健太のこと
笑い方変だし 日本語弱いし アホだし 変わってるけど、優しいし 一緒にいて楽しいし 分かんなくなるくらいに大好きなの!!
莉桜に健太の事好きなの。って言われた時 めちゃくちゃ辛かったけど、今の関係が壊れるのが怖くって言い出せなくて健太に、莉桜の事好きなんだ。って相談された時は胸が張り裂けそうだった......
わたし、本当は、健太の事がすき。って言いたかったのに
言えなかったの、わたしが入る隙間もないくらいに2人はラブラブで......どう見ても両想いで......
もう、自分が分かんないの......つらいの!
2人の事見るのが!!
でも、二人とも好きだし、幸せでいてほしいの......どうしたらいい?ねぇ、しょーご、わたし どうしたらいいの?』
「泣かないで、A
ほんと お人好しだよAは」
「俺がAのそばにいる」
「どんなにお人好しだっていい、健太の事まだ好きでもいい。
でも、俺が絶対に笑顔にしてやる
だから、俺と付き合って」
『だめだよ、そんな事出来ない...』
「俺の事 利用してA」
《ドンッ》
『ごめん、しょーご...わたしそんな事できない。そんなのしょーごが可哀想だよ、辛いだけだよ...』
「それでもいい。絶対に俺の事 好きにさせる」
『しょーごの方がお人好しじゃん...
ごめんね...ありがとう...』
「そっか...」
『けど、待っててくれる?
しょーごだけを好きになるまで』
「うん..ずっと待ってるから、いつでもいいよ」
しょーごの事 利用するなんてそんな事できない
健太を好きなままでもいい。
なんて、そんなの悲しすぎるから
だから、ちゃんと健太を忘れてしょーごの事好きになったらしょーごに伝えるよ。
『好き』って
抱きしめられた時の胸の高鳴りは本物だと信じてる。
まだ、顔が赤いのもその証拠でしょ?
いつになるか分からないのに待っててくれるなんて ほんと、しょーごはお人好しなんだから
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作者名:石榴 | 作成日時:2018年9月22日 22時