弐拾ー特級の気配。 ページ7
五条「成程。歌姫、お爺ちゃん、A、先に行ってて。」
五条「この帳は、
[五条悟]の侵入を拒む代わりに、その他[全ての者]が出入り可能な結界だ。」
「「『!!』」」
そんな事出来る!?帳が特定の人間を弾くなんて。
庵「(確かにそれなら足し引きの辻褄は合う。でも特定の個人に作用する結界なんて余程…。」
五条「余程腕の立つ呪詛師がいる。しかも、こちらの情報をある程度把握してるね。
…さあ行った行った。1人でも死んだら僕らの負けだ。」
・
「『ッ!』」
3人で帳に入った。
『…これ、特級いますね。』
?「おいおいおい。おいおいおいおい!!」
…人間。弱いな。
?「五条悟いねえじゃん。」
『お前らが弾いたんだろ、呪詛師。』
楽巌寺「(呪詛師、気配の主ではないが中々にできるの。)
歌姫、七条、先に行け。学生の保護、極力戦うな。」
呪詛師「待て待て、せめて女たちを殺らせろ。ジジィのスカスカの骨とシワッシワの皮じゃ、なんも作れねーよ。」
『うるさい。お前のために割く時間が勿体無い。』
楽巌寺「…スカスカかどうかは儂を殺して確かめろ。」
・
{No Side}
西宮は、帳の外へ負傷した狗巻と加茂を運んでいた。
西宮「重っ。
(この2人がこんなにやられるなんて。)
…頼んだよ東堂君。強いだけが君の取り柄なんだから。」
A「西宮先輩!!」
西宮が下を見ると、Aが居た。
西宮「(あの子は…、七条A!?)」
地上に降りて2人を下ろす。
A「棘くん!!!加茂先輩!!…修哉さん、来て。」
修哉「どうかしたかい、A。愛知観光の途中なのだ…。」
Aの隣に七条修哉が現れる。
A「観光の場合か、反転術式を2人に。」
西宮「ちょっとそいつ…、呪霊じゃないっ!!」
A「この人は大丈夫。どう、いける?」
修哉「応急処置ほどしか出来ない。重傷だ。」
そう言いながら修哉は、2人に反転術式を施す。
A「それでいい、あとは硝子さんに任せる。西宮先輩、2人を帳の外へ。」
西宮「あなたはっ!?」
A「私は他の学生を保護してきます。」
加茂「…七条、A…?」
加茂が目覚める。
A「…襲ってきたのは、どんな呪霊?」
加茂「植物のような…。」
Aの脳裏に、以前出会ったあの呪霊が頭に浮かぶ。
A「分かりました、あとは私に任せて。修哉さん、行こう。」
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作者名:澪花 | 作成日時:2021年1月7日 19時