6.初授業 ページ10
Asideー
(端々としてんなぁ…さすが名門校)
クル「ではさっそく、簡単な実験を行う
2人1組を作ってくれ」
全員が周りをキョロキョロしながらペアを探す中、1人下を向いて縮こまっているやつを見つけた
『おーい、お前ペア決まった?』
?「マジ最悪なんですけど…登校初っ端の授業で2人1組とか陰キャが作れるわけないじゃん馬鹿なの死ぬの?」
めっちゃブツブツしてる青髪がいた
『お、おーい?』
?「大体なんで2人1組って必要なの?1人でもできるじゃん…せめて4人とか…いやでも4人だと3人に置いていかれるからそれもそれで疲れるし…はーオルト助けてマジで」
『はぁ…おーい、綺麗な青髪くん』
?「えぇっ!?…青髪ってこのクラスにいたっけ?」
『君だけだろ、ペアいないなら組んでくんない?』
?「え、あ、え、拙者と…?やめておいた方が…」
クル「ペアができたな?じゃあ実験の手順を説明する」
『あーほらほらノート出せって』
俺は半無理やり青髪クンの横に座り、先生の話を聞いた
クル「____というわけだ、簡単な実験ではあるが、油断するなよ
じゃあ始めろ」
『えーっと…まずこの薬草がいるのか』
もらった資料と見比べても、どれかがわからん
『んー…』
?「コレ、じゃないかな…」
青髪くんが薬草を指差した
『あ、本当じゃんありがと!』
?「イッ…いえ全然別になんとも」早口
全力の早口でまた距離を取られた
『滑舌いいんだな、お前
まいいや、えーっと次は?』
その後も俺は実験を進めつつ、青髪くんに助けてもらいながら課題に取り組んだ
『よしできた!青髪くんありがとー!助かったよ』
?「君さ流石に勉強不足なんじゃない?もうちょっと薬草とか覚えた方が…あっいや、な、なんでも…『そだねー』
…え」
『マジちゃんと勉強しないとやばいw
それよりお前めっちゃ頭いいんだな!また今度わかんないところあったら聞いてもいいか?』
?「あ、うん…拙者で、良ければ…」
『助かるー!じゃあこの薬提出してくる』
?「いってらっしゃい…」
薬の入った試験管を持って先生の元に行く
?「コレだから陽キャは…でも、いい陽キャもいるんだなぁ…」
俺はクルーウェル様に薬を出しに行った
『クルーウェルさまー』
クル「どうした仔犬」
『薬できました』
クル「ふむ…グッボーイ、合格だ。ペアとレポートでも書いておけ」
『あざす!』
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作者名:れい。 | 作成日時:2023年11月28日 19時