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Aside
「夢花ならできるって信じてるよ。パパも待ってる。1回行ってみない？」
夢花「···なんもこわいことない？」
「うん、ないよ。頑張ってみる？」
夢花「うん···」
「じゃあ、もう一つお願いしていい？夢花と結花のおやつ買ってきて欲しいの。事務所の近くにパン屋さんあるでしょ？そこで3個入りのドーナツ買ってきて欲しいんだ」
夢花「どーなつ···」
「そう。頑張れる？」
夢花「がんばる···」
「偉いね。事務所までは、バスで行こうか。バスに乗ったことあるから乗り方わかるでしょ？夢花のアンパンマンのお財布にお金入れとくからね。バス停まではママもついてくけど、バスが来たらそこから夢花だけだからね？わかんなかったら、バスの運転手さんとか周りの大人に聞いてね？」
夢花「ママぁ···」
「ん？」
夢花「がんばれのぎゅーして···？」
「いいよ。おいで」
腕を広げると、夢花は立ち上がって私に抱きついた。
「絶対にできるよ。ママ応援してるから。頑張れ、夢花」
背中をトントンし、エールを送った。
そして、支度をして、夢花と一緒におうちを出た。
バス停まで歩きながら、バスの乗り方を確認。
バスはたまに乗るから多分、わかると思う。
分からなかったら、誰かに聞くように言い聞かせたし。
「ちゃんとお椅子に座って乗るんだよ？椅子の上に立ったりとかしちゃダメだからね？」
夢花「はぁい」
バス停に着いてしばらくしてバスは来た。
ドアが開き、万一、バスの中で夢花が寝ちゃった場合、乗り過ごさないように念の為、バスの運転手さんに行き先を伝えておいた。
運転席の真後ろの席に夢花を乗せた。
「ママ、お家で待ってるからね。気をつけてね」
夢花は泣きそうな顔で私に手を振った。
そして、バスは走っていった。
·
·
Noside
バスに揺られてる夢花ちゃん。
バスの揺れが心地いいのか、次第に目が閉じていき、やっぱり眠ってしまった。
目的のバス停に着いてもまだ寝ていて、夢花ちゃんが寝てることに気づいた運転手さんが夢花ちゃんに声をかけた。
運転手「お嬢ちゃん、起きて〜。着いたよ」
夢花ちゃんの体をとんとん叩きながら起こす運転手さん。
夢花ちゃんは目覚め、キョロキョロと周りを見渡してる。
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このみ(プロフ) - 読んでくれてありがとうございます！茉耶ちゃんにとっては寂しかったけど、お家で参観日できて、きっと茉耶ちゃんも楽しかったし嬉しかったと思います！ (2023年2月4日 3時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 読みました!リクありがとうございます!仕方がないことだけど茉耶ちゃんからしたら悲しかったですね。パパの名案でお家で参観日気分味わえて良かったですね! (2023年2月3日 21時) (レス) id: e4bf28c29b (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - りーさん» リクエストありがとうございます！書いてみますね！ (2023年2月3日 4時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - リクお願いします。大学の仲間との話を楽しそうにする百花ちゃん。前は女友達との話ばっかで安心してたけど、ちらほら優太パパのキャラに似てる男友達の話題を楽しそうに話す百花ちゃんに佐藤先生が分かりやすくヤキモチ妬いちゃうお話が読んでみたいです。 (2023年2月2日 10時) (レス) id: 49334b775f (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - りーさん» 読んでくれてありがとうございます！もう恒例の行事になってます！笑 和花ちゃんも、1回挫けちゃったけどもう1回頑張ろうと心を変えて、すごいですよね！百花ちゃんのおつかいはみんな忘れられない思い出ですよね！笑 (2023年2月1日 17時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2023年1月19日 7時
