【九条天】なぜか天使に好かれました【アイナナ】 (ページ35) - 小説

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35：声も出ないページ35

「ちょっと待った、天」

声をかけて、彼の首元に見えている紐を引っ張る。

「！なにするの」

天が声を荒げた。
いやだって、いつもそんな怪しいネックレスなんてしてないでしょ。
しかも服の中に見えないようにつけてるところがどうも怪しい、・・・・・・って

「あ、え？」

無理やり引っ張り出してでてきたものにわたしの目が点になる。

「・・・天さん、おかしいよ」

彼が首からさげていたのは、どう見てもうちの合鍵だった。
間違いない。あのとき渡した合鍵だ。

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作者名：兎田夏 | 作成日時：2017年1月31日 20時