迷惑。 ページ39
宮「あの時、みゆくんも俺も、良平くんだって心配した。兄さんも母さん達も。」
『.....反省してるからさ。』
宮「してるんだったら話せ。なんでこんなになるまでほっといた。」
『......それは.....』
宮「迷惑かけたく無いとか思ってんだろ?今この状態が迷惑かけてんのに。」
『!』
.....そうだ。そうだったんだ.....もうこの状態で仕事もみんなにも迷惑かけてるんだ。なんで分からなかったんだ。またあの時のように二の舞になってしまうのか。嫌だ。ならいっそ今からでもまた平凡に戻って....
宮「A!いいから。なんで悩んでるのか教えて?」
『.....新しい仕事が来たの。ファッションブランドを出して欲しいって。まぁ江口みたいにどっかと共同制作みたいな。でも....私、必要最低限の勉強しかしてないしさ、服にもこだわりないしめんどくさがりだ.....そんな中途半端な奴がブランドを出す?誰が買うの?誰のためになるの?』
私はごく普通の人でただ演技が好きでこのラインまで登った人間だ。
宮「.....Aはどうなの?やりたいの?やりたくないの?」
『だから出したって「俺はA自身に聞いてる。」.....っ』
『.....やってみたいよ。私のモットーは来た仕事を体を全て全力でやる事だから。』
宮「.....なら答え出たじゃん。」
『....だね.....ありがとう、兄さん。』
宮「おう!まぁ一つ忠告な?迷惑かけないなんて絶対無理だから頼る事!!ほら今日はもう寝ろ!!眠くなったでしょ?」
こ、こやつ.....痛いところをついてくるな.....
『うん、今日は寝れそう。明日休みだしゆっくりするよ。』
宮「そうしなさい!じゃあおやすみ。」
『おやすみ。』
私は良い兄を持ったよ。ありがとう.....
『.....他の人に謝らなきゃじゃん!特に信長には!』
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作者名:RUNA RUNA | 作成日時:2021年3月4日 14時