何もしたくない欲。 ページ37
『あーやばいなぁ.....なんもしたく無い欲がすごい出てる。』
自覚している。私は今、俗に言うスランプだ。一つの事について考えてしまってどんどん落ちていってる......
ピコン!
真守A、今日家行くから。
Aなんで。
真守なんでも!鍵閉めても入れるからな?
A.....勝手にすれば。
『はぁめんどくせぇ。』
ガチャ
宮「.....また荒れてるねぇ....取り敢えずお風呂行け。やっとくから。」
『めんどくさい。』
宮「入れよ?」
『......かったる.....』
言われた通り風呂に入りすぐに出る。
宮「あ!?髪拭けよ!風邪引く!」
『めんどくさいから兄さんやって。』
宮「はぁ....そこ座れよ?」
まぁ今の私は髪短いしすぐ乾くんだけどね。
宮「はい、ご飯。っても俺はあんま出来ないから簡単だけど。」
簡単とか言っときながら私の好きなもんじゃん。白米に納豆と甘い卵焼き、オクラと豆腐の味噌汁。小さい頃に食べていたもの。
『料理の腕、上がったね。』
宮「そりゃ一人暮らしなんだしAに任せっきりだったからね。」
両親は忙しかった。私は三兄妹の一番下で兄さん達とも年が離れていた。一番上の兄さんとは7歳差か。
だから小学2年の時に家事を積極的に手伝った。そしてこの時にあった学芸会で私は演技するのが好きになった。
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作者名:RUNA RUNA | 作成日時:2021年3月4日 14時