想いが31こ ページ5
晋助「A!早くこっちに来い!」
A「晋助!でも、兄さんが…!」
晋助「先生がここにいるのか!?」
A「ええ…だから助けに行かなきゃ…!」
朧「それはやめておけ」
A「っ!お、朧さん…私を見つけても見逃してくれるんですよね?この人たちが言っていました」
朧「あぁだが、吉田松陽の脱獄は許されない。脱獄の手助けでさえもダメだ。吉田松陽の脱獄を手伝うと言うならば…」
朧「そこにいる天下の大罪人、高杉晋助も捉えるがどうする?」
A「…晋助、先に行って。私がここで食い止めるから
晋助「でもそれじゃおまえg))お願い!たまには言うこと聞いて^ ^」
・・・チッ そうもいく訳ねぇだろ!」
ガシッ
A「あっ!晋助!下ろして!」
晋助「今なら逃げても追いかけて来ねェんだよな?」
朧「・・・コクッ」
A「いや!いやよ!兄さん!!!晋助、下ろし…!」
晋助「はっ…ううっ…うっ…(泣)」
A「・・・ごめんなさい。全部、あなたたちに背負わせてしまって。私だけが辛いんじゃないのに・・・」
松陽「・・・A、晋助、すみません」
朧「行ったようだぞ」
松陽「朧さん、貴方にも酷な事をさせてしまいましたね。すみません」
朧「どうせ、Aは、高杉の事を好いているんだろう。勝ち目が無いことなんて百も承知だ」
松陽「どうでしょう?少なくとも私から見たら貴方はとても優しい人ですよ^ ^」
朧「・・・お前もな」
コツコツ
A「私は…なんで洗脳されていたのです?こんな大切なことを忘れてしまいたくなかった・・・」
朧「それは、脱獄を見逃したと世間に広がったら、奈落の首が飛ぶ。だからお前を脱獄させる前に食料に薬を入れていたんだ」
A「私の記憶だったら、奈落達を死に物狂いで殺して脱獄していたわ!それがトラウマでずっと私の手が汚れてると思ってた怖かった」
松陽「っ…」
A「でも待って、ならどうして私が目覚めた時、晋助がいなくて紗夜さんがいたの…?」
朧「紗夜は奈落の一員だ。お前らが脱獄したあとをつけ、それで2人が気絶している内に、高杉にAを助けた記憶を塗り替えた」
A「紗夜さんも…ははっ。私はいったい誰を信じればいいの?私の記憶でさえも信じられない…自分を信じれない…私は、私はっ…」
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紫月(プロフ) - 高杉神蓮さん» ありがとう!うん!ちょっとずつ作品を減らしていかなきゃだからいっぱい更新しないとね! (2016年4月2日 11時) (レス) id: 403933cc76 (このIDを非表示/違反報告)
高杉神蓮 - お姉様続編おめでとう!更新楽しみにしてるよ!掛け持ち大変だと思うけど頑張ってね∧∧ (2016年4月2日 11時) (レス) id: 51b05b4c7a (このIDを非表示/違反報告)
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