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壱馬くんに抱き締められながら聞いた
力矢さんからの話は
想像していた事よりも残酷で
何より、周りにいるメンバーたちがものすごく申し訳なさそうに俯いていた
壱馬「 このままココに居ると、Aが危ない。そう思って俺らは離れる事にしてん … 」
「 そう、だったんだ … 」
知らなかった、私の周りでそんな事が起きてたなんて
力矢「 この前の北人宛ての手紙を見てさ、そろそろこの場所も潮時かなって思って。
マネージャーとか、会社の人に相談して決めた事なんだ。もちろん、Aの事も伝えてる 」
海青「 その手紙の人かは分からないっすけど、北人さん … 前に知らない人に急に背中を押された事があって 」
北人「 っ、海青。… 変な事言うなよ 」
しょへも、まこっちゃんも同じような被害に遭ったり
昂秀も帰り道に変な気配を感じたり
陸さんの通ってるジムに怪文書が届いたり
全部全部、知らなかった
「 …… ごめ、私 全然知らなくてっ 」
陸「 良いんだよそれで。俺らはAに何かあってからじゃ遅いと思って言わなかったし
急に出ていく事を決めたんだから。でも …
まさかこんな事になるなんてね 」
翔平「 俺があの時変に分かれたりしたからや … ごめんな、A。守ってやれんくて 」
慎「 俺も、一緒に居たのに守れなかった… ごめん 」
" とりあえずマネージャーに連絡するから " と力矢さん。
帰ってきたばかりの陣さんは私の腕を見るなり泣きそうな顔をした
やましょーさんは、話を聞いてめっちゃキレてて
リビングにあるソファを蹴り飛ばした
「 や、やましょーさん怖いです 」
彰吾「 チッ、誰やねんうちの姫傷付けた奴ブッ◯す 」
翔吾「 目がガチすぎる … 笑 」
腕はジンジン痛むけれど
みんなからの心配と、想ってくれてた事を知って
なんだか胸がいっぱいになって泣いてしまった
樹「 うわ、そんなに痛い?大丈夫?」
壱馬「 よしよし、泣かんで。な?痛かったなぁ 」
「 ち、が … これ、嬉し泣きだから!」
きょとん、と頭にハテナが浮かんでるみんな
「 私、みんなに大切に想われてるなって知って
本当に嬉しかった … みんな、ありがとう。」
にこ、と笑って見せると
壱馬くんは「 当たり前やろ 」なんて頭をくしゃっとした
健太さんに「 いつまで抱き締めてんだよ!」と突っ込まれて
お互いなんか、恥ずかしくなって離れた
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ゆう(プロフ) - 完結おめでとうございます!これの続きはいつ頃になりますか?楽しみにしてます (2022年9月10日 0時) (レス) @page50 id: 98c1a89bf6 (このIDを非表示/違反報告)
ビスケ(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白かったです。次回作も楽しみにしてます! (2020年4月13日 17時) (レス) id: bc03353a58 (このIDを非表示/違反報告)
sooooy(プロフ) - わわわ、久しぶりの更新めっちゃ嬉しいです(^^)応援してます!!! (2019年8月15日 0時) (レス) id: ae0699d194 (このIDを非表示/違反報告)
狼 - とても面白いです!人の作品の間違いばかり指摘するコメントなんて気にせず、これからも更新頑張ってくださいね!! (2019年7月20日 10時) (レス) id: 0caec501cb (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 22のここの部分 何を隠そう私は 元々保育士として働いていたが 今月からは新しく出来た 託児所に移動になった。 これ正しくは異動ではないんでしょうか? (2019年7月20日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年6月20日 6時