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makoto side
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俺たちはAを一人残して仕事に向かった
移動車の中で俺は隣に座る壱馬さんに聞いた
慎「 Aに本当の事言わなくていんすか 」
すると前にいたやましょーさんが
「そういえばまこっちゃんはいつからAって呼び捨てするようになったっけ?」なんて言った
慎「 いつから、だっけな… 」
初めの頃は、一個下ってこともあって
Aさんってずっと呼んでたけど
気付いたらなんかもう、呼び捨て&タメ口になってた
ほんの数ヶ月なのに、それくらい彼女は俺たちの生活の中に溶け込んだのだ
壱馬「 知ったらA、出て行くとか言い兼ねないだろうし。それに…
こんな事になったのは、元々俺たちのせいでもあるし 」
慎「 …確かに 」
海青「 Aが無自覚なだけで、結構やばいとこまでいってんですよ。ね、北人さん 」
北人「 うん … 悔しいけど、Aの事を守るには俺たちが離れて行くしかないんだよね 」
やっぱり、みんな気持ちは同じなんだ
Aの為に、Aを守るために。
本当、本人が無自覚で良かったよ
俺たちがどんだけ、Aの事を想ってるかも
きっと君は気付かずにいるんだ
…
「 みんなおかえり!!」
メンバーみんな、やっぱりAのことが大好きで
早く帰りたくて必死に仕事を巻いた俺たち
Aの待つマンションに着けば
飼い主の帰りを待ってた猫が2匹(Aとマース)
尻尾をフリフリして待っている。(ように見える)
樹「 ただいま、マース 」
「 ちょ、私には?!」
陸「 Aただいま♡ 」
翔平「 よし、A!マコズワイガニと買い出し行くぞぉ!」
こんな微笑ましい日常も
あともう少しで終わっちゃうなんて
やっぱり俺も、寂しいよ
「 まこっちゃん、行こ!」
慎「 ちょ、待ってよ 」
彰吾「 よし、今日はめっちゃ度数高い酒買ったる 」
陣「 やましょー、それはガチでやめときや!」
…
俺と、Aと翔平さんで食材の買い出し。
健太さんに言われた材料をカゴに入れ、今日何にしようか〜とA。
翔平さんが勝手に1人でお菓子コーナーに行った。
つまり、俺とAの2人だけ
「 なんかさ、夫婦みたいだね 」
慎「 …… へ、あ、うん 」
急に変なこと言い出すから超ビビった
結局俺も、北人さんや壱馬さんと同じで
Aに対して特別な感情を持っているらしい
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ゆう(プロフ) - 完結おめでとうございます!これの続きはいつ頃になりますか?楽しみにしてます (2022年9月10日 0時) (レス) @page50 id: 98c1a89bf6 (このIDを非表示/違反報告)
ビスケ(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白かったです。次回作も楽しみにしてます! (2020年4月13日 17時) (レス) id: bc03353a58 (このIDを非表示/違反報告)
sooooy(プロフ) - わわわ、久しぶりの更新めっちゃ嬉しいです(^^)応援してます!!! (2019年8月15日 0時) (レス) id: ae0699d194 (このIDを非表示/違反報告)
狼 - とても面白いです!人の作品の間違いばかり指摘するコメントなんて気にせず、これからも更新頑張ってくださいね!! (2019年7月20日 10時) (レス) id: 0caec501cb (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 22のここの部分 何を隠そう私は 元々保育士として働いていたが 今月からは新しく出来た 託児所に移動になった。 これ正しくは異動ではないんでしょうか? (2019年7月20日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年6月20日 6時