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スープを作る為に、キッチンで野菜を切っていたら
“ ただいまー！” という声が聞こえてきた
きっとあの声は北ちゃんだな。
みんな帰ってきたみたい
切り終わった野菜をボウルに入れて、手を洗って、
さあみんなを出迎えようとしたら
尻尾振ったワンコみたいな彼がいつのまにか私の隣に来ていた
北人「 あれっ、なに作ってるのー？」
「 わ！お帰り。野菜スープだよ 」
北人「 うんまそー♡ 」
ぞろぞろとみんなが入ってくる中、翔平くんに付き添われながら帰ってきた壱馬くん。
やっぱり少し、しんどそう。
壱馬「 ただいま 」
「 お帰り … 大丈夫？」
壱馬「 おん … ほんまにきつかった、」
ぽす、とソファに雪崩れ込む彼。
すると翔平くんが「 壱馬さんこんな状態なのにキッチリ1発OKだしバッチリ踊れてましたもんね 」
なんて励ましの言葉を掛けている
… こんな状態で踊ったの？？
いや、さすが。プロ意識って凄いや
翔平「 ささっ、後は若いお二人で … ねぇ？オヒョヒョヒョ 」
壱馬「 … うるせー、」
冷やかす翔平くんをあしらって
気怠げな身体をおこしながら、壱馬くんは「 後で来て、待ってる 」なんて言い残して行ってしまった
そうだ、まずは冷却シートと飲み物を持って行かなくちゃ。
それで 休んでる間に料理作ろう
…
「 壱馬くん、入るよ … ？」
色々と看病グッズを持ち込んで部屋に入れば
ベッドの上で横になって 少し辛そうな壱馬くん。
病人にこんなこと言うのは悪いけど
熱があるって状態なのに、凄いカッコよくて
いつもより熱を帯びた瞳が やけに色っぽく見えて
不覚にもキュン、としてしまう。
壱馬「 A？」
「 っあ、熱計らなきゃ 」
いけない、こんな時までときめいちゃうなんて
そりゃカッコイイし素敵だなと思う人は沢山いるけど、相手が相手なんだもん
みんなの事意識しちゃダメだって … そう決めたのに。
壱馬「 38度 … 変わんねえな 」
「 喉、渇いたでしょ？飲み物いる？ 」
壱馬「 ん、さんきゅ 」
熱は朝と変わらずで、未だに高温
ホントによくこんな体調の中 頑張ったと思う
とりあえず水分を取り、ベッドに横になってもらい
私はそっと彼の額に冷却シートを貼った
壱馬「 っ、冷てえ 」
「 ふふ、我慢して下さい？」
冷たかったのか、ピクッと動くの
何だかいつもより 素直な気がする
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ゆう(プロフ) - 完結おめでとうございます！これの続きはいつ頃になりますか？楽しみにしてます (2022年9月10日 0時) (
レス) @page50 id: 98c1a89bf6 (このIDを非表示/違反報告)
ビスケ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったです。次回作も楽しみにしてます！ (2020年4月13日 17時) (レス) id: bc03353a58 (このIDを非表示/違反報告)
sooooy(プロフ) - わわわ、久しぶりの更新めっちゃ嬉しいです(^^)応援してます！！！ (2019年8月15日 0時) (レス) id: ae0699d194 (このIDを非表示/違反報告)
狼 - とても面白いです！人の作品の間違いばかり指摘するコメントなんて気にせず、これからも更新頑張ってくださいね！！ (2019年7月20日 10時) (レス) id: 0caec501cb (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 22のここの部分 何を隠そう私は 元々保育士として働いていたが 今月からは新しく出来た 託児所に移動になった。 これ正しくは異動ではないんでしょうか？ (2019年7月20日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年6月20日 6時
