Maison de RAMPAGE

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翌朝





もちろんあの後北人くんには自室に帰ってもらい
私も自分の部屋の布団で眠った。

ホットココアのお陰か、ポカポカして最高によく眠れた気がする

お陰で目覚めはスッキリ




「 おはよー… 」



ダイニングに明かりが点いてたからとりあえず一声挨拶して、顔を洗って
冷蔵庫から飲み物を出して、ごくり …



「 … ん、？」

海青「 あっ、」



いつも飲んでるイチゴミルクとは違う甘さのスムージーらしき食感に、思わず手元を見る

… やらかした、これって
思いっきりプロテインシェイカーじゃん





海青「 ごめん … それ、俺のプロテイン 」

「 ですよね … 私こそごめん、飲んじゃった 」


海青「 いや、逆にご馳走様っていうか 」


「 … ん？」







プロテイン、初めて飲んだかも
思ったより飲みやすくて 美味しいんだな …

EXと書かれたシェイカーは前にインスタでも見たことがあった。





壱馬「 … おい、」

海青「 あっ、壱馬さん！おはようございますっ 」






壱馬くんが降りてくると、背筋をピシッとさせる海青くん。


なんだろ、壱馬くんのボス感は。
初めてこのマンションに来た時から薄々感じてはいたけど





壱馬「 … ったく、」




寝起きで少し乱れた髪型
白いワイシャツに緩めのパンツで降りてきたと思えば、少し目は潤んでいていつもの鋭さがない

寝起きだから？なんておもったけどなんだか様子がおかしい




「 壱馬くん 、？」




近くに寄って顔を覗かせれば 顔が少し紅い

ぼぉ、っとしてるし気怠げで … もしかして風邪でもひいたとか？


職業柄、体調の変化や顔色に気付く私

いつもの癖で そっ、とおでこに手を当てれば凄く熱を帯びている






壱馬「 お前 … 手、冷たすぎんだろ 」

「 どうしよ、すごく熱いよ ？」


海青「 え、壱馬さん熱っすか！？」

壱馬「 大丈夫だって、」





昨日のＴシャツ借りちゃったせいで風邪惹かせちゃってたら どうしよう

今日、確かRAMPAGEの全員で撮影だって言ってたよね …

それもかなり大事なやつ。





陸「 あれ、どうしたの？」


海青「 壱馬さん熱あるみたいで！」

樹「 え、それヤバくないっすか 」





仕事用セットから体温計出してすぐに測れば体温は38度を超えていて、完全に熱。

自宅待機とか無理だよね … 普通の仕事じゃないんだし、ましてや16人揃わないと意味ないし

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