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人に尽くすのが割と好きな私は
結構マッサージもガチでやり込んで
プロ顔負けじゃないかってくらい集中していた
「 壱馬くん、もうそろそろ終わりに … 」
壱馬「 … 」
「 えっ、うそ。寝てる?」
時折 「んー」とか「あー」とか言ってたのもすっかり無くなり
黙ってしまったから声を掛けてみたら壱馬くんはうつ伏せのまま眠ってしまっていた
てか、まつ毛なっがい … 羨ましいなあ
スースーと静かに寝息を立てている彼からそっと離れて、タオルケットのようなものを掛けて
とりあえずその寝顔を見守る。
「 …… か、かわいい 」
初めてみた時から少しツンとしててクールな雰囲気をまとってて
近付き辛い人なのかな、なんて思ったけど
笑うと柔らかくて、意外にも優しくて
寝てる時なんて 天使みたいに綺麗な顔して寝てる。
普通に寝てるだけで絵になるってずるいよね
じい、っとその寝顔を眺めてたら
コンコン と誰かが扉をノックする音が聞こえてきた
慎「 壱馬さん、…… ってあれ。寝てるし 」
「 あ、今寝ちゃったところ 」
慎「 … 何でAさんがココにいんの?」
「 呼びだされて… まぁ、寝かし付け?笑 」
用があったらしく訪れたまこっちゃん。
無口っぽいけど 案外話しかけてくれるし 仲良くなれそう
慎「 あ、そーだ。RAMPAGEのグループラインがあるんだけど そこに入ってほしくて 」
「 え?いや、私メンバーじゃないよ?」
慎「 じゃなくて、この家に住んでるなら連絡くらい取れた方が楽でしょって陣さんが 」
「 なるほど … 何かあった時の連絡網ってことね 」
そう話しながらQRコードを出してお互い繋がる
新しい友達 「慎」からグループの招待が来るので参加ボタンを押しておく。
慎「 それでAさんの連絡先壱馬さんに聞こうと思って 」
「 あぁ、直接私に聞いたらいいのに 」
慎「 そうだけど … ホラ、一応聞かないとさ 」
“ きっと壱馬さん怒るから ” なんて付け足し意味深にニヤニヤするまこっちゃん
よく分からないけど 壱馬くんが寝ちゃってるから
そのまま私はまこっちゃんと部屋を出た
慎「 じゃ、連絡は基本コレでするからちゃんと読んでくださいね。」
「 うん、ありがとう 」
慎「 後、くれぐれも落とさないように気を付けて下さい 」
「 え … ?あ、うん。」
落とされないように?
私が?
誰に?
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ゆう(プロフ) - 完結おめでとうございます!これの続きはいつ頃になりますか?楽しみにしてます (2022年9月10日 0時) (レス) @page50 id: 98c1a89bf6 (このIDを非表示/違反報告)
ビスケ(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白かったです。次回作も楽しみにしてます! (2020年4月13日 17時) (レス) id: bc03353a58 (このIDを非表示/違反報告)
sooooy(プロフ) - わわわ、久しぶりの更新めっちゃ嬉しいです(^^)応援してます!!! (2019年8月15日 0時) (レス) id: ae0699d194 (このIDを非表示/違反報告)
狼 - とても面白いです!人の作品の間違いばかり指摘するコメントなんて気にせず、これからも更新頑張ってくださいね!! (2019年7月20日 10時) (レス) id: 0caec501cb (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 22のここの部分 何を隠そう私は 元々保育士として働いていたが 今月からは新しく出来た 託児所に移動になった。 これ正しくは異動ではないんでしょうか? (2019年7月20日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年6月20日 6時