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夕ご飯も終わり、自分の部屋のベッドに寝転んで
ちょっと寝ようかな … なんて目を閉じた途端
枕元で振動する私のスマホ
それはメッセージの受信をを知らせるものだった
壱馬今何してるん?
さっき連絡先を交換したばかりの壱馬くんからで。
ほんとに突拍子もなく送られてきた質問
A布団の上にゴロゴロしてます。
壱馬どんだけ寝るねん、笑
壱馬今ちょっと時間あるなら部屋来て
すぐに既読がつき返信が来る
部屋にこい … だなんて。
いや、確か壱馬くんはお隣さんだから近いけれども
こんな時間に何の用かな?なんて少しソワソワする
壱馬1分以内に来て
返信に迷っていると また送られてくるメッセージ。
1分以内にこい、なんて急かされるから
私はガバッと起き上がって サンダルを適当に履いて外に出る
そして隣の部屋をノックすれば中から「 開いてる〜 」って返事が返ってくる
「 お邪魔しまーす … 」
樹くんの時とはまた違う雰囲気で
シンプルかつお洒落でモダンな雰囲気の部屋だった
それに整理整頓されていて 私の部屋より綺麗だな、なんて思ってしまう
部屋に進むとベッドにうつ伏せになって寝てる壱馬くん。
壱馬「 ちょっと背中マッサージして欲しいんやけど 」
「 え、マッサージ?」
壱馬「 あとな〜腰もバッキバキやから頼むわ 」
「 いや、それはメンバーさんに頼んだ方が良いのでは … 」
海青くんとか、陸さんとか
バキバキだから力も強そうだし
それとも壱馬くんの事慕ってるまこっちゃんなら
喜んでやってくれそうなのに
壱馬「 はーやーく 」
「 んもぉ … 分かりましたよ 」
どうしてか逆らえないんだよね
完全に壱馬くんのペースに持っていかれてる。
頼まれごとは断れないタイプっていうか
お世話するのが割と好き、っていうか …
「 … っと、どうですか?」
壱馬「 あーいい力加減。あ、もうちょい上やな…あ、そうそこ 」
親指を使って 背中や腰のツボを押す私
昔から肩揉みとか上手だって言われてたし、割と得意かも
それに、「上手いやん」なんて褒められたら
調子に乗って頑張っちゃう
壱馬「 A 素質あるやん。絶妙な力加減 」
「 そ、そう?」
… 今サラッと呼び捨てされたよ?
不意打ちすぎて ドキッとしちゃったよ
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ゆう(プロフ) - 完結おめでとうございます!これの続きはいつ頃になりますか?楽しみにしてます (2022年9月10日 0時) (レス) @page50 id: 98c1a89bf6 (このIDを非表示/違反報告)
ビスケ(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白かったです。次回作も楽しみにしてます! (2020年4月13日 17時) (レス) id: bc03353a58 (このIDを非表示/違反報告)
sooooy(プロフ) - わわわ、久しぶりの更新めっちゃ嬉しいです(^^)応援してます!!! (2019年8月15日 0時) (レス) id: ae0699d194 (このIDを非表示/違反報告)
狼 - とても面白いです!人の作品の間違いばかり指摘するコメントなんて気にせず、これからも更新頑張ってくださいね!! (2019年7月20日 10時) (レス) id: 0caec501cb (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 22のここの部分 何を隠そう私は 元々保育士として働いていたが 今月からは新しく出来た 託児所に移動になった。 これ正しくは異動ではないんでしょうか? (2019年7月20日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年6月20日 6時