第258話 タテマエと ページ10
「馬鹿め！そんなモノはタテマエに決まっているだろう！中立と言えばどこからも敵視されず！誰に手を出しても薬漬けにされて狂っていくあの馬鹿共を許容され続ける」
黄色の顔が嫌な笑みを浮かべてゲラゲラと下卑た笑い声をあげる
「必要とされない者をいたぶって何が悪い！？貴様らも同じさ鬼の子！貴様らを餌にすることで薬の供給を約束する。そんな簡単なことでこの島はこんなにも色めき面白くなる！！」
「世界中から不必要と見なされた貴様らがおれ様の役に立てるんだ！感謝こそされてもそんな目で見られる筋合いはねぇなぁ！！リーックリックリックリック！」
貴方「確かに」
そんなことは知っている。"海賊王の子供"は世界中から望まれていない子供だ。
例えたった2人が望んでいたとしてもそんな数ゼロに等しい
貴方「でも、それはゴール･Ｄ･セラの話だ。私の名前はポートガス･Ｄ･セラ白ひげ海賊団の末娘で、私を私と認めてくれる人のものよ」
「かわらねぇよ！テメェらは世界中から嫌われている事実はなぁ！白ひげ海賊団にも迷惑がかかっているとは思わねぇのか！？」
オヤジは意志を曲げて、この刀を私に取らせに行ってくれた。私が、居なければーー、意志を曲げさせることなんて、なかっ、た…
そこまで考えて目を瞑る
ダメだ。コイツの話に耳を傾ければこっちの弱味を探られる。付け込まれる
「元海軍なんてさらに信用されねぇのに娘だ家族だ大切だと言われて付け上がっちまっただけだろ！！」
刃が重なり合いギリギリと音を立てる
そんなの、分からない
どうして優しくしてくれるのか、ずっと考えてた
兄さんの妹だから？
ティーチを倒したから？
本当に、私を家族だと思ってくれているの？
不安に押しつぶされそうで、強がらないとまっすぐ立っていられなくて
それでも、それでも
貴方「私が…私がっ！あの人たちを家族だと思うから！！嘘でもいい！1度でも、家族と呼んでくれたから！私を家族だと言ってくれた皆を私は信じる！！」
「裏切られたとしてもか？リックリック！健気だなぁ？鬼の子」
マルコに好きと言われたことが嘘でも、それでも、夢を見せてもらった
本当に毎日が夢みたいで覚めなければいいと、毎日思っている
眠ると棄てられる夢をよく見る。だから今が夢で眠った後に見る世界が現実じゃないのかと思う時だってある
それでも
貴方「それでもいい」
そう答えた瞬間男は青い炎を纏った鳥の足に蹴り飛ばされた
マルコ「馬鹿だねぃお前は」
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セラ(プロフ) - りょくちゃさん» そんなっ文才も何も無いのにッありがとうございます！不定期更新で申し訳ないのですが頑張ります！ (2022年11月16日 21時) (
レス) id: 644a1241d8 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 天才ですか？1番最初から見てきたんですけど、あの、最高すぎなんですけど？(())感想とか書くの初めてで、どう書いたら良いのか分かんないですが、とりあえず頑張ってください！！！＼(*⌒0⌒)♪応援してます☽︎︎.*·̩͙ (2022年11月14日 3時) (レス) @page6 id: 4cdf8f7710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セラ | 作成日時：2022年11月4日 12時
