第195話 着慣れぬ服 ページ48
賑やかな声が聞こえる
波の音とみんなの声
貴女「…ん、」
マルコ「セラ、起きたか？」
ぼんやりと見えた先になにやら作業をしていたマルコがこちらを振り向き優しく朝日に照らされて笑っていた
貴女「まる、こ、おはよ」
マルコ「ああ、おはよぃ。ほれ、顔洗ったらこっちおいで」
んぅ、と小さく返事をしてモゾモゾと起き上がり欠伸をひとつ
あれ？
貴女「マルコ、なんで和服？ 」
なんでかマルコが黒い着物着てる
背中に親父の印がある、着物
マルコ「昨日言いそびれちまったんだがねい。お前もだよい 」
貴女「ワノ国…は早いよね？会議もまだだし」
マルコ「まだだねぃ、ほら顔洗ってこい」
はぁい、なんて答えつつ備え付けの洗面室でまだ半分くらい寝てる顔を洗う
タオルで顔を拭きながら戻れば見慣れない化粧道具を片手にマルコが手招きをしてくる
貴女「どしたのコレ」
マルコ「イゾウがなぁ」
成程
マルコ「おれは化粧なんざしなくてもって思ったんだが」
貴女「してないもん」
ノー化粧だ
マルコ「それはそれでどうなんだよぃ…お前は可愛いからこんなモン塗らなくたって、なぁ？でもイゾウがやれって言うからねぃ」
顔に粉を塗られ彼の指示の元目の辺りに何かを塗られる
そうして最後に
貴女「青の、口紅」
マルコ「こんくらいは自由にしたって構わねぇだろ？お前は肌が白いから良く似合うはずだ」
そう言われてその口紅を塗られ鏡を渡されみれば
目元には金色が入っていてキラキラしていて青の口紅もなんでだろうか赤く見える不思議だ
ありたいに言えば
貴女「別人みたい」
マルコ「ははっ！そりゃぁ最上級の言葉だねぃ、ほれ、これが襦袢なあっち向いててやるからまずはこれを着ろ」
貴女「ん、」
オヤジの印やマルコの翼が見えなくなるのはザンネン、と思いつつも言われた通りきてマルコの背中を突っつく
マルコ「そう悲しそうな顔すんなよい…よく考えてみろ。お前の顔に乗ってるその色はおれの羽の色だ。オヤギの誇りだってそのうち分かる」
苦笑い気味に優しく微笑まれ真っ白な着物を着々と着せられるーー1枚だけ赤かった
そうして4枚目だろうか、その真っ白な布の後ろにはオヤジの誇りが、あった
マルコ「これで寂しくはねぇだろぃ？」
貴女「うん！」
いい子だ、と髪にキスを落とされるーー多分化粧をしているからだ
マルコ「あとは髪の毛か」
椅子に誘導されマルコが頭を撫でた
貴女「マルコ？」
マルコ「可愛いもんだと思ってなぁ」
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セラ(プロフ) - りょくちゃさん» そんなっ文才も何も無いのにッありがとうございます！不定期更新で申し訳ないのですが頑張ります！ (2022年11月16日 21時) (
レス) id: 644a1241d8 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 天才ですか？1番最初から見てきたんですけど、あの、最高すぎなんですけど？(())感想とか書くの初めてで、どう書いたら良いのか分かんないですが、とりあえず頑張ってください！！！＼(*⌒0⌒)♪応援してます☽︎︎.*·̩͙ (2022年11月14日 3時) (レス) @page6 id: 4cdf8f7710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セラ | 作成日時：2022年11月4日 12時
