第173話 仔犬 マルコside ページ25
白ひげ「よし、全員いるな？野郎共ォ行くぞ」
遂にコーティングが終わりオヤジの声が空に響き渡ればシャボンが膨らみながら海の中へ沈んでいく
エース「魚人島ー！」
ジル「いい店連れてってやるからなぁエース！」
フォッサ「ネプチューン王の露払い終わったらだがな！」
ギャハハ！と野郎共の笑い声も暫く空に吸われずにシャボンの中に反響するのだろう…全く今から頭が痛い
貴方「ねぇねぇマルコ！いつならいい〜？」
最もその頭の痛い要因の一つは勿論セラである
時間を置けばやっぱいいや、なんて言い出すんじゃねぇかと(なんせ餓鬼の興味は移ろいやすい)思ってたんだがコイツの意思は益々上がる一方で遂に昨晩刺青の図を作成して持ってきた程だ
マルコ「…ナミュールがOKだしたらいいよい」
全くおれもコイツには甘い。頭を撫でてそう言ってやればパァァと顔を明るくするもんだから甘くならざるを得ない
途端にセラはシャボンスレスレまで駆けて行って海の中から指示を出すナミュールに絡み始めた
まぁ、コイツの我儘を聞いて頭をひとつ撫でるだけでこんな餓鬼っぽい姿を見せてくれるのだから悪い気はしない
こういう時のコイツはまるでポメラニアン
キャンキャンワンワンハフハフと言った具合にナミュールに絡み終わった後は兄貴のところに行き、可愛がられオヤジのところに行き撫でてもらいようやくおれのところに戻ってくる
貴方「あと3分の1だって！！」
うろちょろうろちょろおれの周りに纏わりつくコイツは本当に可愛い…
マルコ「あーわかったから少し落ち着けよい。海の中に入ればいくらでも時間があるんだからねぃ」
貴方「でも早く欲しいもん！マルコの色！」
見せられた図は水色をメインに黄色がところどころ散りばめられた恐らくセラから見たおれの翼を少し簡略化したもので、それが欲しい理由がコイツの心臓がおれのモノである印が欲しいからという何とも…
マルコ「…そもそもそんなもの無くても…」
ワクワクとキラキラと目を輝かせるセラを見下ろし色素の薄く柔らかい肌にはさぞ華が映えるだろうと
貴方「マルコ？」
全く婚約者であるという自覚があやふやな飼い主がコロコロ変わるこの可愛い小娘に印をつけてやってもバチは当たらねぇだろう
マルコ「お前にはよくコレが映えるだろうよい」
セラの首筋に軽く口付ければビクッとセラの肩が跳ねるが腰を寄せ押さえつけその柔肌にキツく吸い付いてやった
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セラ(プロフ) - りょくちゃさん» そんなっ文才も何も無いのにッありがとうございます！不定期更新で申し訳ないのですが頑張ります！ (2022年11月16日 21時) (
レス) id: 644a1241d8 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 天才ですか？1番最初から見てきたんですけど、あの、最高すぎなんですけど？(())感想とか書くの初めてで、どう書いたら良いのか分かんないですが、とりあえず頑張ってください！！！＼(*⌒0⌒)♪応援してます☽︎︎.*·̩͙ (2022年11月14日 3時) (レス) @page6 id: 4cdf8f7710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セラ | 作成日時：2022年11月4日 12時
