第169話 それはそれ マルコside ページ21
大型犬と子猫が親父の傍でグースカ寝ているのを皆ほのぼのとした目で見ている
まぁ、その大型犬はエースで子猫はセラであるから当然なのだが
マルコ「そういうワケだよい。オヤジおれはセラの命が残り短ろうと手放す気はねぇよい」
セラが昼間あんまりにも取り乱すもんで半分有耶無耶にした話を持ち出す
オヤジとしてはセラには自由に伸び伸びと過ごして欲しいだろうしなにより大切な一人娘だから筋は通さねぇとな
白ひげ「お前ェにこの鼻ったれが背負えるってかァ？」
マルコ「嗚呼、勿論だよい」
ロジャーの実子、元海軍本部中将、白ひげ海賊団戦闘員……そのどれをとってもセラの歩んできた道がどれほど過酷だったか痛いほど伝わってくる。だから、守ってやりたいと幸せにしてやりたいと思ったんだ
暫くの沈黙の後オヤジの大きな掌が乱暴に俺の頭を撫で回す
白ひげ「ならちゃんと守ってやんなァ…お前ェは妹になる前っから気に入ってたんだろ？そんでちゃんとセラを幸せにするってんなら構わねぇさ」
マルコ「オヤジ……、」
手のひらが離れたと思った瞬間おれの額を強烈な痛みが襲い若干脳震盪を起こしたおれはたたらを踏む
白ひげ「だがなぁ、それはそれ、これはこれってヤツだ！グララララ!!!」
威力は四皇…じゃ、ねぇのかもう
海賊王たるモンだが額をデコピンされたのだろうと結論づけやっぱりオヤジはコレがやりたかっただけじゃねぇかと苦笑いをする
あの昼間のフリだって詰まりは"おれの娘は渡さねぇぞ"ってい意味合いのそれで、おれが"娘さんをおれにください"と言えば何事もなく終わった会話だ(まぁ、この威力のデコピンは貰っただろうが)
しかしセラは全くもってこういう事に疎いからそれを知らなかったのだ。だからあんな可哀想なくらい真っ青になっちまって…
白ひげ「お前ェわかってるとは思うが…式を挙げるまではセラに指一本触れさせねぇからなァ…？」
マルコ「キスくらい許してくれよい…じゃなきゃこの猫はすぐどっかいっちまう」
懐いて犬っころになった元野良猫とは違いセラはようやく家に馴染み出した野良猫だ。態度を変えれば即刻逃げ出すことなんて容易に想像できる
勿論オヤジはそれがわかっているので苦々しい顔だ
白ひげ「おれの可愛い娘、お前ェに託してやろうじゃねぇか…泣かせたら分かってんだろうなァ？マルコ」
マルコ「嬉し泣きはさせるだろうが悲しませたりなんざしねぇよい」
おれの言葉にオヤジはようやく笑った
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セラ(プロフ) - りょくちゃさん» そんなっ文才も何も無いのにッありがとうございます！不定期更新で申し訳ないのですが頑張ります！ (2022年11月16日 21時) (
レス) id: 644a1241d8 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 天才ですか？1番最初から見てきたんですけど、あの、最高すぎなんですけど？(())感想とか書くの初めてで、どう書いたら良いのか分かんないですが、とりあえず頑張ってください！！！＼(*⌒0⌒)♪応援してます☽︎︎.*·̩͙ (2022年11月14日 3時) (レス) @page6 id: 4cdf8f7710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セラ | 作成日時：2022年11月4日 12時
