第361話 求婚 ページ13
突然の婚約者発言に目を白黒させる私と大笑いするマルコ
マルコ「魚人島に着いてネプチューン王の悩みの種を取り除いたら言おうと思ってたんだがねぃ。飛んだ誤算だよい。恋人なんて危うい関係だといつまでもお前は安心なんて出来ねぇだろう?」
貴方「え、いや、…え??」
そりゃいつかはダメになっちゃうのかなとか悲観的にならなかった時がないかと問われれば答えはノーだけどもそれでも急に婚約者!?
マルコ「セラ」
真剣な声で名を呼ばれてマルコの顔を見上げる
マルコ「おれは本気だよい。オヤジには2、3発殴られる覚悟は出来てるし他の兄弟の僻みも飲み込む準備もしてるよいーー序にお前の兄貴の分のお小言にもねぃ?返事はいつだって構わねぇが…オッサンは気が長くねぇから早めにしてくれよい」
カラカラと笑いながら私の頭を撫で、せめて死ぬ前には聞かせて欲しいかねぃ、なんて言ってくる
マルコ「さて、エースを探すかねぃ。能力も解いただろ、うし」
私を通り過ぎたマルコの背後からマルコを抱き締めた
マルコ「…セラ、これじゃぁお前の兄貴を探しに行けねぇんだがねぃ」
本当に、優しい人だと思う
そうだよ
私はずっと優しさに囲まれてた
優しくない人の方が多かったけど優しい人だっていた
兄さんを筆頭格にコルボ山のアイツらだってなんだかんだ優しかったしダダンだって何だかんだ心配性で口うるさいオバサンで
海軍の頃だってきちんと真っ当な人間もいた
貴方「ありがとう、マルコ」
そういうことに気が付かされるのは何時だってマルコのお陰だった。幼い頃の私は兄さんが中心で海軍の頃だって兄さんが何よりだったから周りなんて全然見てなかった
貴方「本当に、いいの?」
私と結婚するということは、私が見ないものと決めつけていたヤツ等の中に大勢いるロジャーの血を根絶やしにしようという連中の敵になるという事だ
マルコ「何を怖がってるのか知らねェが…おれとお前の餓鬼は海賊王"白ひげ"エドワード・ニューゲートの孫だ。何か困ることあるかよい?」
マルコの言葉に体全体が熱くなる
ホント、こういうところちょっと直して欲しい
貴方「…ない、」
マルコ「聞こえないねぃ?」
貴方「困ることなんて、ないっ!」
よく出来ました、と簡単に腕を解かれ抱き上げられる
マルコ「おれと結婚しろよい。んで、馬鹿みたいに笑ってろよい」
貴方「何それ、オーボー」
ニヒルに笑ったマルコはそれでも優しく私にキスを送ってくれた
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セラ(プロフ) - りょくちゃさん» そんなっ文才も何も無いのにッありがとうございます!不定期更新で申し訳ないのですが頑張ります! (2022年11月16日 21時) (レス) id: 644a1241d8 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 天才ですか?1番最初から見てきたんですけど、あの、最高すぎなんですけど?(())感想とか書くの初めてで、どう書いたら良いのか分かんないですが、とりあえず頑張ってください!!!\(*⌒0⌒)♪応援してます☽︎︎.*·̩͙ (2022年11月14日 3時) (レス) @page6 id: 4cdf8f7710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セラ | 作成日時:2022年11月4日 12時