Heart tattoo 3. ページ22
*
自室でコーヒー片手に医学書を読み漁っていれば、ゴンゴンと手加減無しのノックが鳴る
大方、相手の予想はついているため適当に返事をして部屋へ招き入れた
「なんだって？」
「まぁ...これがちょっと複雑で」
クルリ、とイスを回転させてソファに腰かける三人を見る
シャチ、ペンギン、ベポ
こいつら三人はクルーの中でも、おれと一番長い付き合いだ
何かあったらまず、コイツらに話を伝達する
今回はAの誕生日プレゼントが話題だが
「複雑ってなんだ...手に入らねぇもんか？」
「いや、そりゃ手に入れるのは簡単なんですけど...」
「船長が許すかどうか...」
許す...？
なにかをする許可が欲しいということか？
アイツに禁止している事は男共と寝ること以外特にないし
何かを改まってやってみたい、ということなのだろうか
「で？そのやりてェことは何なんだ」
ただ、Aがしたいと思っていることを聞いているだけなのに目の前の三人は体を固くする
もしかして、余程おれが許可したく無いようなものを望んでいるのか？
悶々としても、答えは分からない
言い渋っている三人に痺れを切らして、さっさと言えと脅すと
「Aが、タトゥーを入れたいらしいんです...」
「タトゥー...？」
タトゥーという単語を聞いて、徐にパーカーの首から自分の体を覗く
そこにはハートを象った刺青が全体に走っている
おれはアイツの父親でもなければ、恋人でも友達でもない
だから、おれがとやかく言ってその自由を縛り付ける筋合いもない
アイツが望むのなら、その通りにしてやればいいと自分でも意外だと思うほどアッサリ承諾した
「船長...てっきり反対するかと」
「アイツの自由だろ、アイツがやりてェならやってやる。ウチには機材もあるしな」
「よかった、A何か迷ってたみたいだったんで...ちゃんと船長から話してあげた方が良いかもしれませんよ」
物を欲しがらないAが何故に突然、タトゥーをしたいなどと言い出したのか...
確かに、ちゃんと話は聞いてやった方がよさそうだ
船長として、アイツが悩めることは全ておれが背負っていく
そう決めたのは、間違いなくおれだから
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aya(プロフ) - リクエストです。ドレスローザ編に入る前、ドフラミンゴの夢をみて怖がる夢主ちゃんにローが寄り添って心を落ち着かせるお話をお願い致します。 (2019年10月28日 10時) (
レス) id: 611a760f67 (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - ルナさん» コメントと以前のリクエストありがとうございます！書きたいとは常々思っているのですが、番外編という枠では済まなくなりそうなので、別に連載という形になりますが少し考えてみます！ (2019年10月28日 7時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - いえいえ、お気になさらず！ リクエストをありがとうございました！ それはそうと、スタンピードの夢小説は書かないのですか？ (2019年10月27日 22時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
有害君 - 前回のリクエストにこたえてくださりありがとうございます！またリクエスト何ですがローが猫化する話をお願いします！夢主ちゃんがめちゃくちゃ可愛がっているときに効果がきれて二人共少し気まずくなる感じで！！ (2019年10月27日 22時) (レス) id: ee0db65bd8 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - リクエストをお願いします！ 夢主がシロクマ風のモコモコファッションをしてローを悶絶させるお話が読みたいです！ シロクマの耳が着いた帽子+白いモコモコワンピースでローがメロメロになった姿が浮かんだので…！ (2019年10月27日 18時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT(別垢にいみ)
| 作成日時：2019年10月17日 0時
